今回のお題目
トメウおじいのLet’s徘徊 in Caimari ~オリーブ祭り~前編

今日はカイマリのオリーブ祭り行かへんか?
本日の徘徊先は、カイマリ村のオリーブ祭りです。
今年で20回目を迎える、カイマリのオリーブ祭り、毎年11月中旬に開催されます。
マヨルカもいわずと知れたオリーブの産地なのですが、マヨルカの中でも、ここカイマリは良質なオリーブの生産地です。
カイマリは小さな村で、セルバ地区の中にあります。セルバの中には5つの村があり、中でもカイマリは良く知られた村です。
Lluc(ユック)という巡礼や観光登山で有名な山も近く眺めも最高。
では、行ってみましょう!Let’s徘徊 in カイマリ!!
マヨルカオリーブ祭り いらっしゃ~い
カイマリに着くと、目に入るのが沢山のオリーブの木です。
木に立てかけているのは、伝統的なはしごです。下に敷いている黒いシートに実を落として収穫します。
オリーブ祭りの入り口です。駐車場には車が沢山。観光バスも停まっていますね。
後ろに見えるのがLluc(ユック)山です。
Fira de s'oliva Caimari の「Fira」(フィラ)は、マヨルカ語でお祭りです。
フィラは年中どこかの村で開催されていますよ。(1・2月は少ないです)
おぉ。山高く積まれたオリーブ。フィラでは言えば味見をさせてくれますので、とりあえず欲しそうな顔で眺めてみましょう。
お店の人と目が合ったら、もうこっちのものです。じゃぁ、お言葉に甘えて・・・(田中、試食させてって言えよ)
お役立ち一言
¿Puedo probar?(プエド プロバール?)・・・・食べてみていい?
マヨルカ語では・・・・Puc provar?(プッキュ プロバ?) うふふ。なんかかわいい。
どーん!おしゃれなブースにマヨルカおじい!
英語もたくみに操る、商売上手な超いい人ジョアンおじいです。(おじいの紹介かよ)
ジョアンおじいと、セバスティア(写ってないし)と話が弾みすぎて、工場見学の約束もしてもらいました。
その模様は決行次第「トメウおじいの社会見学~世の中知らないことばかり~(仮)」でご紹介させていただきます。乞うご期待。

わしのんがちょっと男前やけどな。
こちらの「SOLIVELLAS」さんは、日本にも出荷しているようですよ。試食の感想は「まとめ」で!
村の家々では、オリーブを使った装飾がされていて、おしゃれな感じです。
村全体でオリーブ祭りを盛り上げてますね。家の村の村祭りのしょぼさがいたたまれない。
マヨルカオリーブオイルブランドのブース
オリーブのブランドブースはやっぱりおしゃれですね。
いやもう、いっぱい使うわー。って人のサイズです。
入れ物が遮光瓶じゃなく、ペットボトルってのもいい感じです。
一口にオリーブオイルと言っても、色々な色があるのがわかりますよね。
オリーブ祭りには、マヨルカのオリーブオイルブランドのブースが6・7軒出てたんですけど、それぞれ個性的ですね。
フィラの良さは、作り手さんと直接お話ができることだと思います。(あ、田中まじめ)
作り手さんたちの製品にかける想いや、作り手さん自身を知ることで、その製品がより一層味わい深いものになるといいますか。(あ、まじめ過ぎるのでカット)
オリーブの実も色々な漬け方がありますよ。
日本で購入できるのは、種がくりぬかれた中にアンチョビやパプリカが入ったものが多いですよね。
現地に来たら、ぜひ種入りをお試しあれ!もう種なしには戻れません。
購入する前に、1個味見させてもらうのがオススメ。
ダメな例:田中のだんな、味見せずに大量購入。責任を持って、全部一人で処理しましたとさ。
マヨルカおなじみ名産品いろいろ
ソブラサダたくさーん。
マヨルカの特産品と言えばこれ、ソブラサダです。豚の腸に、豚ひき肉と塩、パプリカを混ぜたものを詰めて熟成させたものです。
ザ・生肉を熟成させています。

いい感じのおじいが、アルコールを売っています。
マヨルカ特産のお酒は、ハーブが入った甘くてアルコール度数の高いものが有名です。
こちらはパン屋さんのおじい。
大きいパンを量り売りしていますね。島民が通常食べるパンは、塩も入っていない小麦の味そのものを味わう感じの素朴なものが多いです。
パエリア以外の料理には、必ずと言っていいほどパンが付きます。主食でさーね。
豚肉製品オンパレードです。
マヨルカでは、豚肉が比較的安く購入できます。部位にもよりますが、日本は鶏肉→豚肉→牛肉の順ですが、マヨルカは豚肉→鶏肉→牛肉の順です。
日本みたいに、薄~くスライスされた肉が売ってない!!料理のレパートリー狭まるっちゅーんよ。
田中は、ブロック肉を買ってきて、地道にスライスして使っています・・・
こちらもソブラサダ。パンに塗ったものが1枚1€で売られていますね。
ちょい待ち!高くね?田中の頭の中の電卓が、1枚あたりの原価をはじき出した!(祭り楽しめや)
マヨルカ伝統衣装が売ってます。子供用ですね。
この年季の入ったマシンは、アーモンド脱穀マシーンです。
祭り会場のはずれにあって、覗いていたら、おじいが出てきてアーモンドを5つぶくれました。
ありがとう、おじい。

おまえちゃうわ。
Caimari カイマリって?
カイマリの歴史は、紀元前2500年~1400年に始まったとされています。
そこまで古いと、イメージわかないですが、そのくらいには、もう人が住んでいたらしいです。
カイマリという地名の由来は諸説ありますが、洞窟のグループの名前、ローマ人名前などからとったのではないかとされています。
1230-1231年に、ジャウマ王によって征服され、1232年にはバルセロナから来た権力者に土地が配分されたそうです。
そういえば、マヨルカにはカイマリって苗字の人、結構いるなぁ。
オリーブ以外にもたくさん!
チーズの山。うわっ出た。田中の天敵ヤギチーズ。
これね、間違って少しでも口の中に入れようものなら、半日はヤギから口の中をメーメー嘗め回されている感じですよ。
私の半日返せ!鼻から抜ける、ヤギ臭を消して!!
こちら蜂蜜ブース。今週末は別の村で蜂蜜祭りをやっていて、迷った末のオリーブ祭り!!イエーイ!
色んな種類の海綿が売ってます。
これ、かなりいいお値段するんですよね。すぐボロッボロになるくせに。どんな洗い方しとんねん。
色が綺麗なので載せてみました。スパイスとハーブです。パッケージにマヨルカ島があしらわれてるので、お土産に最適!って、マヨルカ土産にカレー粉はないなぁ。
マヨルカでカレーは一般的ではないです。じゃぁ載せるな!
ハーブティです。お茶もあんまり飲まないなぁ。なんで載せた!
ハーブは料理に使うだけじゃなく、お茶にして薬のようにして飲んだり、オイルに漬けて塗り薬のように使ったり、空間を浄化するのに使ったりと、色んな用途があります。

道端で草っぱ摘んで来るで。なんか知らんけど。
茶色いわー。お菓子、茶色いわー。
そうなんですよねー。田中のお悩みランキング10位以内にランクインするのがお菓子問題。
お菓子が素朴すぎる。甘い。茶色い。今、田中の悩み、バカにしたでしょう?!
日本の実家に帰った翌日は、時差ぼけもなんのその、近所のおフランスケーキ屋に駆け込む田中です。
スペインの隣おフランスちゃうんかい!地図上ではそうなっとるでしょうが!!
牛、牛、牛、おばちゃん、おじちゃん、牛、ヤギ!!また出た。ヤギ。
馬具を選ぶおじいとその孫。
田舎では、馬を飼っている人はそう珍しくもなく、田中の家の前もロバ車が通ったりします。
フィラは午前中行くのがオススメです。人通りもまだ少ないですね。
さて、まだまだ行ってみましょう。
うわっ。また出た。今度は呼び止められちゃったよ。
シネウ市場にも出ているポテトチップス野郎たちです。ありがたく、試食いただきました。
おねえの香りがするおじいたちが刺繍中。
マヨルカ伝統の刺繍も綺麗なので、こんどご紹介したいと思います。(今度っていつよ~)
こちらでも、おじいがかばん実演販売中。この大きな籠バッグを持っている、マヨルカおばあを良く見かけます。
木でできた製品です。きれいに並んでいますね。(ダジャレとかじゃないですよ。深読み)
おぉ!まごの手発見!!みんな左利きやーん。
牧羊犬コンテスト
ちょっとわき道にそれると、牧羊犬コンテストが行われていました。
羊を柵に入れるお仕事です。地味~なビデオも撮ったので、編集したらYoutubeにアップします。
その横では、手動アトラクションが・・・手動というか足動。
おにいちゃんがペダルを漕ぐと、馬ちゃんっぽいものが周ります。
その他、ポニーやトランポリンなど子供が遊べるスペースもありました。

ちょい見てみるか?
というわけで、オリーブ祭り in Caimari、後半へ続く。
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