
マヨルカ語講座 気持ちを伝えよう
第3回目を迎えてしまいました、知らなくても生きていけるマヨルカ語講座です。
もう、あれですか?なんとなくマヨルカ語の魅力的なやつに、引き込まれちゃった感じですか?
はい。
なんやかんやで、田中も書きながら勉強をしているわけですが、今回は私田中が良く使う、しつこいくらいに良く使う、ありがとうをご紹介したいと思います。
姑に、「なにやら嫁はありがとうばかり言ってるんだが、これは日本の習慣か?」とまで言わせしめた田中の「ありがとうと言われて悪い気はしない」攻撃をぜひとも使っていただくために、感謝の気持ちを伝えるをテーマにしてみました。
前置きが長いんですけど、とりあえず使えそうなのでよかったらどうぞ。
マヨルカ語で気持ちを伝えよう 基礎編
準備するもの
・靴下・・・1足(できれば洗ってあるものがいいでしょう)
・鏡・・・お顔が写るサイズのものが最適です。
挨拶編でもお伝えしたように、口の中に靴下を突っ込んで、とりあえず何か喋ってみてください。
はい。それ、マヨルキン(マヨルカ語)に限りなく近いです。
あとは、気持ちを伝えるために必要なものは、表情ですね。言葉が通じなくても、表情さえあれば結構何か通じた感じがする気もします。
田中は「あれ?このおじい、何て言ってるのかさっぱりわかんねぇ。」ってときは、とりあえず笑顔でうなづいておきます。(かなりダメダメなアドバイス)
まぁ、世間ではこれを作り笑いとも呼びます。
田中のせいで日本が「微笑みの国」と呼ばれ始めたらすいません。
マヨルカ語で気持ちを伝えよう 実践編
あ、その前に、ほほえみの国はタイですね。そっちの訂正かよ。
Si. | はい |
No. | いいえ |
Gracies. | ありがとう |
De res. | どういたしまして |
Bon profit. | いただきます |
Ha estat molt bò. | ごちそうさまでした(おいしかった) |
Me sap greu.
Perdonam. |
ごめんなさい |
Perdona. | すいません |
Mana? | え?(今何と言ったのですか?) |
Si(はい)、No(いいえ)はスペイン全土共通です。
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
Si・No はい・いいえ マヨルカだけじゃなくって、スペイン全土で使えるよ

日本人もよく、「はい、はい、はい。」みたいにして使いますけど、スペインでも「Si, si, si!!」とか言っているのを良く聞きます。「そう、そう、それな!!」のような使い方です。
「No.」は「ノ」と発音します。強く言いたいときは、「んノ!」と最初に少し小さい「ん」を入れるとそれっぽいです。
会話ができるようになると、少し問題が出てきます。それが、否定疑問文の場合の返答です。
英語とかでもそうなんですが、否定形で質問された場合、返答がこんがらがってしまいがちになります。たとえば、
日本語
「このりんご、いらないの?」⇒「はい。いらない。」「いいえ。いる。」
という答え方をしますよね。英語やスペイン語などではこれが、逆になります。
「Don't you want this apple? 」⇒「No. I don't wont. 」「Yes. I want.」
ってな具合です。(何で例文が英語やねん。)
まぁ、この場合、疑問形で質問されているってことを忘れて返答してみてください。
なんとなく慣れて来ると思われます。
Gracies. ありがとう De res. どういたしまして

鏡を取り出して、笑顔で言ってみてください!ほい!
グラシースとのばしてみても、かわいいですね。更に笑顔で、ほい!
どうですか?鏡の先にマヨルカおばあの笑顔が見えましたか?見えたら怖いわ。
スペイン語(カスティリャーノ)ではGracias.(グラシアス)です。
スペイン語では、RRとRが2個続く場合と、単語の頭に付いたRは巻き舌で発音しますが、マヨルキンも同様に発音します。
どういたしましての「De res.(ダ ラス)」も巻き舌で発音します。「ラ」はラを60%、ルを40%くらいの気持ちで発音してみてください。
Bon profit. いただきます! Ha estat molt bò. ごちそうさま!(美味しかったよ!)

Bon profit.(ボン プルフィット)「ボ」はボ85%にバを15%混ぜたくらいで、「ル」はル85%にロを15%混ぜた感じでお願いします。
ご馳走に対してや一緒に食べる人に向かってはもちろん、食事を作ってくれた人、給仕してくれた人にも声をかけてみてください。
応用としては、食事をしている人に対して「ボン プルフィット」と声をかける場合もあります。
給仕してくれた人が「ボン プルフィット」と言ってくれた場合は「グラシス。ボン プルフィット」(ありがとう。いただきます。)という感じで使ってみてください。
鏡を取り出して、さあ食うぞ!という顔で言ってみてください。どんな顔や。
Ha estat molt bò.(アスタ モルバ)は、食後に一緒に食事をした人や、食事を作ってくれた人、給仕してくれた人に向かって声をかけてみてはいかがでしょうか?
レストランで会計時に使うと、会話が弾みますよ。いや、あんまわかんないんで、笑顔でうなづく程度ですけどね。
満面の笑顔に、もう食えねぇぜ。をプラスした感じの表情、お腹をさするジェスチャーを加えて表現してみてください。あくまでも、田中の提案です。
ご自分でアレンジして見てください。Let’sアレンジターイム!!
Me sap greu. Perdonam. すいません。ごめんなさい。堪忍。

Me sap greu.ですが、マサグレウと表記してしまったんですが、そう聞こえるんだから仕方ないじゃない!!ちょっと逆ギレしてみました。
ゆっくり言ってもらうと、「マ サップ グレウ」に聞こえます。「マ」はマ70%、メ30%、「レ」はレが80%ラが20%程度だと思われます。
Perdonam.(ポルドナム)は、ちょっと説明長くなりますよー。行きますよー。
「ポ」はポが60%でぺが20%、パが20%ですかね?
「ド」はドが70%、ダが30%。最後の「ム」はんに近い感じで控えめに発声してください。
大丈夫ですか?田中が大丈夫じゃない気がします。
両方とも謝罪の場合に使います。街中ではぶつかった時や足を踏んだとき、こけそうになって前の人を掴んだら、倒れた拍子にズボン下げちゃったときなど(どんなシチュエーションやねん)、「すいません!ごめんなさい!」なときに使用します。
本当に申し訳ない。すいません。な表情でLet’s謝罪。(あやまる気あるのか?!!)
謝られたとき、「いいですよ。大丈夫ですよ。」としての返答は「No te preocupis.」(ノ テ プレオクピス)「心配しないで」です。
大丈夫じゃないときは、NO!と言って、その後日本語で何か付け加えといてください。(ないわー。)
Perdona. すいませーん。

何かものをたずねる時など、人を呼び止める場合に使用するのが、Perdona.(ポルドナ)です。
Perdonam.(ポルドナム)と同じで、「ポ」はポが60%でぺが20%、パが20%。
「ド」はドが70%、ダが30%な感じで発音してみてください。
レストランやバルで、お店の人を呼ぶ場合は手を上げて言うと、発見してもらいやすいです。(当たり前だよねー)
口に靴下は突っ込んでいますが、できるだけ通る声で言ってみましょう!(できるか!)
Perdona.(ポルドナ)の後に、少し微笑みを加えると、より頼みを聞いてくれそうです。
Mana? え?今なんとおっしゃったので?

人の話が良く聞き取れなかったときに使うのが、Mana?(マナ?)です。「ナ」はナが70%、ノが30%くらいでしょうか。
これ、マヨルカ人の会話を良く聞いていると、頻繁に使われているのがわかると思います。
なんでかと言うと、マヨルカ語講座準備編でも書きましたが、マヨルカでは田舎の村々によっても、しゃべり方が違っているのは当たり前、もっと酷いのは、家族・友人・知人でさえ、お互い時々何言ってるのかわかんない時があるという事実があるからです!
みんな、耳が遠いわけじゃあないんですね。
と言うことで、この講座のカタカナ表記ですが、家の村での発音でお届けしておりますので、ご了承くださいませ。
家の村から数キロ先の村では、母音の「O」を完璧な「ウ」で発音し、また別の村では母音の「A」を完璧な「エ」で発音します。
隣村でもこんなに違うんかい!村、恐ろしい。
マヨルカ語で気持ちを伝えよう まとめ





じじい・ばばあの極端な例ですが、こんな感じでいかがでしょうか?
とにかく、表情をフルに利用して、ジェスチャーを最大限活用して楽しんでみてください。
気持ちを伝えるには、表情とジェスチャーがあれば何とかなる!(いや、これ会話の講座だよね)
気持ちが少しでも伝わって、楽しい時間を過ごせますように。
今日もお付き合い、ありがとうございました。
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