
今回のお題目
マヨルカ語講座 もうすぐクリスマス
ジングルベール、ジングルベール、鈴がーなるー!
はい、と言うわけでございまして、もうすぐクリスマス。クリスマスに楽しい思い出があまり見当たらない田中プレゼンツ、「知らなくても生きていけるマヨルカ語講座 クリスマス特別編」でございます。
今回で第4回目になります、マヨルカ語講座、もうすぐクリスマスと言うことで、今回はお祝いに関する言葉を集めてみました。
まぁ、言ってもそんなにないんですけどね(笑)
あ、上の写真ですか?甘そうでしょ?
はい、正解です。死ぬほど甘い塊です。
これをもらった日には、拷問かよ。とボソっとつぶやいてしまうくらい甘いです。
turron(トゥロン)というクリスマスに食べられるお菓子で、種類も沢山。
代表的なものは、アーモンドなどナッツ類と蜂蜜、砂糖、卵白で作った、長方形の板状の甘い塊です。チョコレートの塊や、卵黄と砂糖の塊、ピーナッツバターの塊みたいなものもあります。(説明に愛情が全く感じられない)
歯が全部持って行かれるかと思うくらいの強度を誇る、ツワモノもあります。
生クリームと砂糖、アーモンドプードルという、誰かカロリー教えてあげて!!っていうシロモノに、さらに砂糖漬けの果物を放り込むという離れ業を行った、熱量の神様からの贈り物トゥロンもあります。
スペイン全土でクリスマスシーズンに食べられていますよ。
田中はお餅で太りたいの!!トゥロンいや~~!!
はい、というわけでトゥロンの作り方はこちらです。
トゥロンの作り方(マヨルカ流)~スペインのクリスマスを彩るアーモンドのお菓子

あ?こちらのレシピは、アーモンドを使ったぐにゃっとしたヌガーでしてね。あんまり甘くない感じでアレンジしております。
と言うわけでございまして、マヨルカ語講座、開講でございます。
マヨルカ語でおめでとう!を言おう 心の準備編
はい。1回目からお付き合いいただいている方は、もう靴下の準備ができていますね?
素晴らしいです。
まだ準備ができていない方は、靴下を脱いで口に突っ込んでください。
できるかーい。では、タンスから新しい靴下を持ってきてください。
それでは始めます。いつにもまして、前置きが長いです。
今回は「お祝いを言う」をテーマにしておりますが、おめでとうの種類はそんなにありません。
いつでも使えるお祝いの言葉、誕生日と聖人のお祝い(*注)・新年など年1回ある行事の時に使う言葉、クリスマスに使う言葉、新年に使う言葉の4つです。
聖人のお祝いって?
これ、ざっくり説明すると・・・無理。なので、しっかり説明!!
365日、1日1日にキリスト教の聖人が関連付けられているのですが、これを聖人暦といいます。
日本でも有名なのは2月14日のセント・バレンタインですね。
で、大部分のスペイン人の名前は、聖人の名前をとって名づけられています。ですので、自分の名前の聖人が割り当てられた日が「自分の聖人の日」というわけです。

かっこええやろ?むしろ、そっち、かっこええやろ?
で、トメウおじいの聖人、バルトロメの日は8月24日なんです。
8月24日は聖バルトロマイ使徒の日!トメウおじいを含む、全トメウさん(バルトロメさん)のお祝いの日と言うことです。

びゃーっと皮はがされて殉教したらしいで。あかん、あかん、あかん。
マヨルカ語でお祝いを言おう 実践編
聖人の日がなんとなくわかったところで実践へと参りましょう。
Molts d'anys! | (お誕生日)おめでとう! |
Amen amen. | (お誕生日)ありがとう。 |
Felicitas! | おめでとう! |
Bon Nadal! | メリークリスマス! |
Feliç any nou! | あけましておめでとう! |
てな感じでございます。
それでは、一つ一つ見ていきましょう!
Molts d'anys! おめでとう! Amen amen. ありがとな。

お誕生日おめでとう!聖人の日おめでとう!の場合は「Molts d'anys!」(モルダインス!)を使います。
「モル」を小さめ「ダインス」を大きめで言ってみましょう!細かい発音は、気にしなくて大丈夫です。
この「Molts d'anys!」(モルダインス!)、あけましておめでとう!にも使えます。イメージとしては、ニューイヤーカウントダウン後、年明けと同時に「Molts d'anys!」(モルダインス!)と叫ぶ感じです。ま、田中は叫んだことないんですけどね。そんなテンションで新年迎えたこと、ないんですけどね。
誕生日、聖人の日、年明けなど、年に1回の記念日などに利用することが多いと思われます。
それの返答として、「Amen amen.」(アメナメン)の登場です。アーメン、アーメンが合体(リンキング)してナメン!になっていますね。
このリンキングは、外国語では結構出てきます。うちのだんな、日本語もリンキングしやがって、時々面白いことになっています。
アーメンってさ
アーメンって、ヘブライ語なんですけど、意味は「確かに。そうそう。」みたいな合いの手なんですよ。
訳語は「かくあれかし」ってなってます。こんな感じだったらいいね。的な意味でしょうか?
神父さんが聖句を長々~~っと言った後、信者さんたちが「そう、そういうこと。おっしゃるとおりで。そうだといいね。」と以下同文的な感じで使ってるんですねー。
で、アメナメンはというと、「祝ってくれて、どうもありがとう」でいいんじゃないかと。
あ、新年の祝賀の「Molts d'anys」(モルダインス!)には、「Molts d'anys」(モルダインス!)で答えてください。「あけおめ!」「ことよろ!」みたいな感じです。(そうなのか?それでいいのか?)
Felicitas! おめでとう!

Felicitas!(フェリシタッ!)も、発音のことは気にせずに、どーんと言ってみてください。
おっとぉ。靴下が口に入っているのは忘れずにですよ。
こちらは、いつでも使えるおめでとうの言葉です。
と言っても、田中はMolts d'anysばかり使っていて、Felicitas!は未だに使っていないんですけどね。ふふふ。何とかのひとつ覚えっすわ。
Bon Nadal! メリークリスマス!

メリークリスマスって日本語で言うと、何なんでしょうね?
楽しいクリスマスを!って感じ?いや、クリスマスって英語じゃん・・・
と言うか、上の写真、楽しいクリスマスイメージじゃないけど・・・
マヨルカではクリスマスの事をNadal(ナダル)と言います。クリスマス期間中に食べるお菓子に、コカ・デ・ナダル、ネウレス・デ・ナダルなどがあります。どれも、ナダルが付いていますね。
クリスマス期間中というと、日本では12月24日・25日ですが、マヨルカでは大体、21日くらいから27日くらいまでを指します。
その期間中は、クリスマスの挨拶Bon Nadal!(ボン ナダル!)を使います。
色々話して、最後別れ際に使うパターンが多いでしょうかね。
これも、発音は気にせずに、よいクリスマスをお過ごしください!的な感じで言ってみましょう!!
日本はクリスマスはお休みじゃないですけど、こちらではクリスマス休暇に入る人が多いです。
26日になったので、クリスマスの飾りつけを片付けていたら、だんなから「何で片付けるの?」と聞かれました。逆に「え?何で片付けないの?」とちょっとキレ気味で返した遠い記憶があります。
こっちでは、クリスマスの飾りつけを年明けまで飾っていることが多いようです。
Feliç any nou! あけましておめでとう!

はい、田中、これも言ったことありません。もう全部「Molts d'anys」(モルダインス!)で片付けてしまう気満々なんですけども。
Feliç any nou!(フォリス アニィ ナウ!)は結構ながい期間使える新年の挨拶ですので、ぜひとも年越しマヨルカの場合は使ってみてください。
発音ですが、気をつけるところはnou(ナウ)の「ナ」をナ70%、ノ30%くらいで発音するってことくらいです。
細かく言えば、Feliç (フォリス)の「フォ」はフォ70%、ファ20%、フェ10%くらいで発音です。細かすぎるわ!!
この新年の挨拶は、Bon Nadal!(ボン ナダル!)の使用期限が切れる12月28日ごろから、新年に入って1月6日くらいまで使えます。
日本でいう、今年もお世話になりました。よいお年をお迎えください。新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。な感じでしょうかね?って、Feliç any nou!にそんな凝縮された意味が込められていたなんて!!
年またいで使えるので、そんなところですよね?ね?(同意してくれるまで「ね?」が続く)
マヨルカ語でおめでとうを言ってみよう!のまとめ
ってなわけで、今回はお祝いにかんする、おめでたい言葉をご紹介してみました。

まだ早いわ。じじい。
マヨルカで年越しの予定がある方、いきなりマヨルカ人パーティーに呼ばれた方、マヨルキンなクリスマスを過ごしたい方は、ぜひ使ってみてください。レアだねー。
では、本日も受講ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
ってまだ早いわ!!
スポンサーリンク