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3分じゃできないマヨルカクッキング

マヨルカの豚料理レシピ!3分じゃできないマヨルカクッキング File.3 ポルセヤ(Porcella)

投稿日:2017年12月28日 更新日:

マヨルカ伝統料理 File.3(ポルセヤ)Porcella

ポルセジャ

どうも。田中です。

前回のアロス・ブルットに引き続き、義兄の家でご馳走になったポルセヤをご紹介です。

人のふんどしで相撲とるねぇ。田中、得意だねぇ。

 

これね、マヨルカのパーティなどでよく出てくるメニューなんですけど、旨いです。

アルサモラ家(田中の家族)の集まりでは、義兄が料理するんですけど、絶品です。名コックです。(義姉に仕込まれたらしい)

うちのだんなに何度も「お兄ちゃん、かっこいい。すごい。いいわ~。」と言うんですけど、馬の耳に念仏。だんなの耳に嫌味。

「うん。兄ちゃん、すごい。さすがやな。」と返される日々を送っている田中です。打っても響かないねぇ。うちのだんな。

 

時間もかかって大掛かりな料理ですけど、旨いです。(何度も言う)

マヨルカでは、子豚を調理します。丸ごとであったり、骨と皮付きのものを使ったり、骨付き鶏モモ肉を使ったり。

骨と皮付きの子豚が手に入るか、お肉屋さんで聞いてみてください!是非とも!!

それではレシピです。

 

マヨルカ名物 ポルセヤ レシピ

いえーい!パーティ用 (今回のアルサモラ家パーティは15人用)

子豚肉 人数分

骨付き鶏もも肉 人数分

*コンソメ 1個

*ローリエ 3~4枚

*にんにく 1玉

*マジョラム 下写真参照

*ローズマリー 下写真参照

*コニャック(またはブランデー)50ml

*シャンパン(または白ワイン・ビール)1本(750ml)

*オリーブオイル 150ml

*バター 100g

*黒胡椒 適宜(入れすぎると辛くなりますよね)

ジャガイモ(小さいもの) 人数分

メキャベツ・ズッキーニなど 人数分

 

材料、揃いますかね?

ハーブは結構大事ですので、乾燥しているものでなく、生のものを使ってください。(ローリエ以外)

お酒類は安いものでOKです。シャンパンがない場合は、白ワインやビールで代用できます。

これも、分量を量らなくて大丈夫です。目分量で、どばーっと入れちゃってください。

ハーブ類

ハーブ類はこんな感じです。

肉類

肉類はこんな感じ。子豚の肉は柔らかいのです。

さぁ、いってみましょうか。結構時間かかりますが、食べたい日の前日の夕方から準備を始めてください!!

 

いざ、ポルセヤ作って参りましょう!!

1.肉を塩水に2時間から2時間半漬けます。(時間が長くなるほど塩がきいてきますので、2時間半以上は漬けないでください)

塩水

まず、肉を漬けられる大きさの容器に飲料水を張ります。そこにを入れていくのですが、卵が浮くまで塩を入れてください。

写真で浮いているのは卵です。なぜ2個かって?もし、卵が悪かったら1個だけだと量れないからですって。兄ちゃん、すげーなぁ。(だんな、聞いてるか?)

塩を、結構大量に入れないと卵は浮きませんよ。あれ?これ、オリーブ塩漬けするときも使ってたテクニックだな。

肉を漬ける

卵が浮いたら、肉を入れて漬けます。塩水はかぶるくらい必要です。足りなかったら、また塩水を作って足してくださいね。

 

2.肉を漬けている間に、次に漬けるタレ(?)を作ります。

ハーブを鍋に

鍋に*の付いた材料を放り込みます。いや、そっと入れてね。

コンソメ、ローリエ、にんにく、マジョラム、ローズマリー、コニャック、シャンパン、オリーブオイル、バター、黒胡椒ですね。

ハーブぐつぐつ

これを中火に10分かけて、沸騰させてから3時間以上冷やします。(放置しておきます)

 

3.2時間~2時間半経ったら、塩水を捨て肉を取り出しておきます。

 

4.2で作ったタレが、3時間以上経って完全に冷えたら取り出した肉を漬けます。肉がかぶるくらいタレが必要です。

もし、肉が漬からないようでしたら、水を少し加えても大丈夫です。

一晩漬けておきます。私たちは昼に調理しましたが、夕方調理する分にも、そのまま漬けておいて大丈夫です。

 

5.豚肉はトータルで3時間180℃のオーブンで焼きます。鶏肉を加える場合は、1時間半経過した時点で加えていきます。

豚肉は、最初皮を下にして焼き始めます。タレも全部入れてください。

1時間半経過したら、今度は皮を上にして焼きます。ひっくり返してくださーい。

この時、鶏肉を追加します。鶏の骨の部分は剥がれやすいので、アルミホイルを巻いておくときれいに仕上がります。

オーブンで焼く

 

6.野菜の準備をしましょう。

メキャベツは15分程度弱火で茹でておきます。ジャガイモは大きいものはカットして、少し下茹でしておきます。

ジャガイモは皮付きにんにくと一緒に、素揚げしておきます。(完全に火が通った状態にしておきます)

ズッキーニはさっと茹でるか、レンチンでもOKです。(皮剥いた方が味が染みていい感じです)

 

7.仕上がりの15分~20分前に、鍋に溜まった汁(タレと肉汁、いらない脂分)を少し残して、別の鍋にはけます。

取り出した汁は取っておいて、焼いている最中に鍋が乾いたら足していきます。ここからオーブンとにらめっこ開始。

 

8.仕上がりの10分前に、準備しておいた野菜を入れます。

野菜が汁を吸って、いい味になりますよ。

野菜追加

 

9.仕上がり5分前からオーブンを上火だけにして、皮をパリッと仕上げます。

で、できた!!かなりの超大作!!美味しくないわけがない。

できあがり

 

ふふっ。田中、実はポルセヤ、まだ作ったことがありません。だって、兄ちゃんのポルセヤ美味しいんだもーん。(だんな、聞いてるか?耳の穴かっぽじって、よく聞け!!)

と言うか、超大作過ぎて重い腰があがりません。毎年クリスマスは七面鳥の丸焼きよ!という料理上手な方、ぜひチャレンジしてみてください。

兄ちゃん曰く「大変そうでしょ?でも、そうでもないよ。」とのプロ級のコメント。

ご馳走様でした。また、作ってね。(田中、作る気ゼロだよ。)

 

あ、手順7ではけた汁ですけど、再利用は無理なシロモノです。残念ですが今回は、じゃじゃーっと捨ててしまってください。

 

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