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エンサラディージャなレシピ!スペインのサラダと言えばなぜかロシア風

投稿日:2020年11月4日 更新日:

スペインのサラダ エンサラディーリャ

 

どうも、こんにちは。ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフと、終わった人間たちです。

ベルばあ
誰がやねん。バリバリ苦悩中や。

今回はですね、スペインのサラダ「Ensaladilla(Ensarada rusa):エンサラディージャ(エンサラダ・ルサ)」のレシピをですね、ご紹介しようかと思っております。

これ、いわゆるオリヴィエ・サラダ。もっといわゆるポテトサラダなわけですが、スペインでも人気でですね、ロシア風サラダなどと呼ばれております。

何でかよくわからんけども、やたらデコレーション感がありますので、食卓に並ぶと歓声が上がること間違いなし?な一品でございます。

なして疑問形。
マリア

これは何ですか?の質問には、「スペインのロシアサラダ」だと質問者に対して謎を残す回答で対応してください。

それでは行ってみましょう。スペインで人気のサラダ、ロシア風サラダの作り方。

トメウじい
苦しむこともまた才能の一つである。

 

スペインのサラダ!だけどロシア風サラダとはこれいかに?

エンサラディージャ一人前

はい。このロシア風サラダですが、オリヴィエ・サラダとしてロシア、モスクワの高級レストラン「エルミタージュ」で考案されたと一般的に知られております。

考案者のベルギー人シェフ、オリヴィエさんの名前を取って、オリヴィエ・サラダ。

しかしながら実際は、「ロシア」という名前で、同じようなサラダがそれ以前から存在しておったんですね。

材料はと言うと、ロブスターバージョンが、ロブスター・マグロ・カニ・オリーブ・マヨネーズ・・・・

ベルばあ
家計に優しくないな。

別バージョンは、ジャガイモ・ビーツ・セロリなど野菜にマヨネーズ。

あ、ちょっと庶民的。

では、オリヴィエ・サラダってどんなだったんですかね?

 

オリヴィエサラダってどんなの?

オリヴィエさんのレシピはと言うと、こちらも豪華。ジャガイモ・卵・キュウリ、まではいいんですけど、カニ・牛タン・ジビエ・キャビア・なんやら煮凝りなどを皿に乗せて、その上にスパイスで味付けされたマヨネーズ。

それを顧客が混ぜ合わせて食べるという趣向まで凝らされた、豪華版だったそうな。

オリヴィエさんは、レシピを書き残してなくって、さらには誰にも教えてなかったそうで、その正確なレシピは残ってないんですね。

まぁ、あっても作りませんけどね。

ベルばあ
家計に優しくないな。

大事なところなので、2回言いましたね?

ヨーロッパオオライチョウとか手に入らんばい。
マリア

キジで代用したらいいんじゃないですかね?

トメウじい
雉も鳴かずば撃たれまい。

はい。田中のことですね。ありがとうございます。

で、このオリヴィエサラダですが、ロシア革命でロシア貴族たちが亡命したことにより、世界中に広がっていったというわけなんです。

それでもって、社会主義共和国では、豪華食材を含まない家計に優しいバージョンが広まっていきました。

トメウじい
ボリシェヴィキ。

キャビアがグリンピースになり、カニがニンジンになり、ジビエたちは鶏むね肉と変貌を遂げていったわけなんですね。

 

スペインのロシア風サラダはこんなの

スペインのポテトサラダ

スペインでこのロシア風サラダが登場したのは、1858年だと言われております。

その当時は、野菜、豆類、冷えた肉類を混ぜ合わせたものでして、ロシアって呼ばれておりました。

スペイン内戦後は、ナショナル・サラダやらインペリアル・サラダって呼ばれていた時期もあるみたいなんですけども・・・

スペインでのレシピは、ジャガイモ・ニンジン・ビーツ・卵・ホワイトアスパラ・グリンピース・ツナ缶・オリーブ・ケイパーにマヨネーズ。

1960年代以降は、ビーツを入れることがほとんどなくなっていると思われます。

現在では、ビーツの赤の代わりに、赤ピーマンを使ってデコレーションしている風景をよく見かけますね。

そして、大量に使用されるマヨネーズ。

この、「マヨネーズという一つの微細な罪悪が、百の善行によって償われる」と信じてならない、田中ラスコーリニコフがお届けする、スペインのロシア風サラダのレシピはこちらでございます。

ベルばあ
前フリ長いんとロシア文学一緒にしいな。
あんたの善行っち二桁なかろうもん。
マリア

 

スペインのロシア風サラダ:エンサラディージャのレシピ

はい。物語は下巻に突入です。

マヨネーズの大量使用という罪に、田中ラスコーリニコフはどのように対峙するのか。

ベルばあ
あれやで。下巻から読み始めるっちゅーのも手やで。

何を言ってるんですか?このクッソ長かった前半があるからこそ、ジャガイモとマヨネーズを口に入れた時、その苦難が消化されるわけじゃないですか。

何ば言いよんのか、いっこもわからん。
マリア

選ばれたサラダは、新たな食卓の美味しさのためなら、カロリーとコレステロールを踏み外す権利を持つ。

というわけで、微細の罪悪と戦うレシピです。

 

エンサラディージャの材料

エンサラディージャの材料

 

エンサラディージャ4人前くらいかと思われます。

じゃがいも:300g
ニンジン:1本
さやいんげん(グリンピース):30g
ゆで卵:2個
ツナ缶:80g
マヨネーズ:100g
お酢:小さじ2

【飾り用】
オリーブ
焼いて皮をむいた赤ピーマン

マヨネーズなんですけども、この分量だと150gくらいが妥当なのですが、罪悪感にさいなまれるので多少減らしております。

超本格スペインのロシア風サラダを味わいたい場合は、マヨネーズ増量でお願いします。

ツナ缶は罪悪感を減らすための善行として、オリーブオイル漬けのものを使用しております。

お酢も足りないマヨネーズの補強として、善行として入れております。

ゆで卵は、サラダに混ぜ込む用は白身1個分で、後は飾りとして使っております。

まぁ、綺麗にデコレーションしたらですよ、この罪悪感も軽くなるっちゅー寸法ですわ。

軽くなるわけなかろーもん。マヨネーズ入れたんはあんたくさ。
マリア
ベルばあ
マヨネーズぎょうさん使うたったらええねん。美味しいやん。

もう一つ、マヨネーズを手作りするって方法も残されておりますね。

失敗しないマヨネーズの作り方は、こちら。

 

トメウじい
そこにまずひざまずいて、あなたが汚した大地にキスをなさい。

お前がソーニャかよ・・・

 

まぁ普通のポテトサラダと変わらんけど作り方

ジャガイモと人参を茹でる

じゃがいもと人参を良く洗って、皮ごと水から茹でます。塩も適量入れておいてください。

沸騰したらさやいんげんを投入。2分程度したら取り出します。色を綺麗にするために、冷水に取るといいですね。

普通はグリンピース使うんですけど、歯ごたえあったほうが好きなもので。

ニンジンは15分くらいで取り出しておきます。あ、もちろん柔らかくなっていることを確認してください。

ジャガイモは大きさにもよりますけど、25分から30分くらいですかね。20分くらいで火を止めて、余熱で火を通すって方法もあります。

野菜と卵を刻む

温かいうちに皮をむいて、1㎝角に切っておきます。さやいんげんは5㎜程度にカット。

ゆで卵の白身1個分も、にんじんと同じ大きさにカットしておいてください。

温かいうちにお酢を入れて、ツナ缶を入れ軽く混ぜ合わせます。

マヨネーズを入れて混ぜる

そこにマヨネーズを投入。ざっくりと混ぜ合わせて、塩が足りなかったら足してください。

マヨネーズでコーティング

お皿に盛って、そこにマヨネーズでコーティングしていきます。

その上にゆで卵の黄身を茶漉しなんかを使ってふりかけて、赤ピーマンとオリーブ、残りのゆで卵で飾り付け。

あ、ゆで卵ですね。綺麗にカットしたい場合は、包丁にラップをかけて切るといいですな。

エンサラディージャ

てなことで、完成。

詳しい作り方は、動画でご確認くださいませ。いいねやチャンネル登録も、善行の一つとしてよろしくお願い致します。

スペインでは、このサラダを作る用にカットしたジャガイモ、ニンジン、グリンピースの冷凍まで売られているほどなんですな。

ま、使ったことはないんですけど、べっちゃべちゃになる予感はしますね。

皮ごと茹でることで、ジャガイモのビタミンCを効率よく摂ることができますんで、茹でるときは皮ごとですな。善行。善行。

さらに、にんじんも皮ごと茹でてカロテンの流出を防いでください。

マヨネーズ大量使用の罪は抗えんばい。自首せんね。
マリア
ベルばあ
ええがな。マヨネーズに罪はないがな。

あー。まったくまとまらないですね。あー。マヨネーズ大量使用した私が悪いんでしょ?はい、ごめんなさい。

トメウじい
彼女が愛しているのは自分の善行で、俺じゃないんだよ。

じじい、それカラマーゾフな。

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