海外旅行の必需品、お金。
お金を分散して持つことが、海外旅行を安全に楽しめるコツです。
最初からこういう話をすると、とても怖いのですが、海外では日本旅行者のうち、16人に1人は盗難・紛失のトラブルにあっているんです。
本当に他人事ではありませんね。
犯罪!と言えば、治安の悪い国々を連想しますけど、ヨーロッパも決して安全ではありません。
スリや盗難の被害はとても多いんです。荷物から目を少し離したら、もうない!というのは当たり前。海外旅行者は、さらに標的にされていますよ。
「日本とは全く違う」ということは、渡航前に必ず頭に入れておく必要がありますね。


そんなヨーロッパの旅、絶対に必要なものは、現金とクレジットカード。そしてもうひとつオススメなのが海外で使える外貨プリペイドカードです。
海外プリペイドカードの中で、最もオススメの「マネパカード」をさらにお得に使う方法をご紹介します。
ユーロ両替で、できるだけコストを抑えてヨーロッパ旅行を楽しんでいただきたいと思います!
では、レッツ節約!
マネパカードって本当にユーロを格安で両替できる?
ユーロを現金に両替する場合は、マネパカードよりも「マネーパートナーズ」を使って両替する方がお得なのですが、今回は「プリペイドカードを所持する場合」に焦点をあてていきますね。
「マネパカード」は、「年会費無料、手数料等のコストが実質半額」というウリなのですが、本当にそうなのか検証していきたいと思います。
参照:マネパカード公式サイト

はい。そうですね。一見、クレジットカードよりめちゃめちゃ格安に見えますよね。
でもこれって、為替手数料などの両替手数料に関するコストが安いっていうのは間違いないですけど、その他にもし手数料があったら・・・?

マネパカードを利用するときにかかる手数料
- 入金時の振込手数料:銀行により手数料が異なる
- 両替手数料(為替レート):FXレートに+1円(ユーロの場合)
- マネパカードのATM手数料:1.75ユーロ
- 現地ATMの手数料:現地ATMによって手数料は異なる
- クロスボーダー手数料:利用額の3%
- 出金手数料:1回500円+税
- カード発行手数料:1000円+税
- 利用明細書発行手数料:400円+税

でしょ?なんか微妙になってきたでしょ?
マネパカードの利用手数料徹底解剖!
さて、マネパカードを利用する上で手数料がたくさんかかるということは、わかっていただけたと思います。
これじゃ、クレジットカードを2枚持った方が、なんだかお得なような気になってきましたよね。
では、これらの利用手数料を限りなくゼロにする裏技をご紹介したいと思います。
マネパカード入金時の振込手数料
マネパカードに入金するには、指定の銀行口座に振り込む必要があります。
これ、銀行によって振込手数料が変わります。しかも、銀行窓口で振り込む場合は、高額な振込手数料が発生してしまいます。
だいたい、大手金融機関は他行宛の場合、3万円未満で200円+税、同銀行宛でも100円+税程度の手数料がかかります。

はい。入金手数料の時点で、つまづいてしまいましたね。話になりません。
では、ここで裏技。
マネパカード口座への振込手数料を無料にする方法
- ネットバンクを利用する
- マネーパートナーズFX口座のクイック入金を利用する
ネットバンクには、他行宛の振込手数料が無料になるサービスがあります。住信SBIネット銀行、楽天銀行などですね。
それを利用する方法。
または、マネーパートナーズのFX口座を開設して、クイック入金を使えば振込手数料は無料になります!
クイック入金ができるのは、三井住友銀行・楽天銀行・ジャパンネット銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・住信SBIネット銀行・ソニー銀行のインターネットバンキング経由です。
クイック入金の最低利用金額は1万円以上となっていますが、ユーロ両替をするのに1万円以下っていうことはないかと思います。
とりあえず、ネットを使って資金移動ができるネットバンクの口座は、一つは持っておいたほうがいいですね。

マネパカードの両替手数料(為替レート)は本当に安いのか?
マネパカードの為替レートは、FXレートに両替手数料を加えたレートです。
マネパカードの両替手数料
- ユーロ:1円
- 米ドル:0.8円(80銭)
- 英ポンド:1.3円
- 豪ドル:0.7円(70銭)
- 香港ドル:0.3円(30銭)
例えば、FX為替レートが1ユーロ=120円のとき、マネパカードの両替手数料は1ユーロ=130円ということになります。
マネパカードを発行しているマネーパートナーズの外貨両替レートは、FX取引レートに±20pips(0.2円)したレートになります。
マネパカードの場合、そのマネーパートナーズFXレートに、1円が加算されるというわけです。要するに、ユーロの場合は、1.2円がマネパカードの両替手数料ということになります。
メガバンクの場合、1ユーロに対してだいたい4円の両替手数料なので、銀行に比べると格安ということになりますね。
では、クレジットカードの場合。
クレジットカード国際ブランドの海外為替手数料
- VISA:1.63%~2.16%
- Master:1.63%~2.16%
- JCB:1.60%~2.03%
- アメックス:2%
- ダイナーズ:1.3%
為替レートがいいクレジットカードも、為替手数料は1%を確実に超えますよね。
なので、マネパカードの1ユーロ1円というのは、安いというのがわかります。
クレジットカードのレートは、各ブランド独自のレートがあって、FXレート±20Pipsのように明確に決まっていないんです。
また、クレジットカードは使用した日のレートが採用されるわけではなく、商品を購入した情報がカード会社に届いた日のレートが適用されます。(だいたい2~4日後)
なので、元になる為替レートも違う、算出日も違う。
これだけで見ると、どちらがお得なのかはわからない。というのが正直な意見です。
さらに、クレジットカードは買い物をすると、ポイントが還元されます。その還元率によって、クレジットカードの方がお得になる場合もあるんです。

ですよね。なので、もう解決方法。
マネパカードの両替手数料を確実に格安にする方法
マネパカードは、マネーパートナーズFXが発行しているカードです。
マネーパートナーズは、FX取引以外に「外貨両替」もできるんです。
その、外貨両替にかかる手数料は1通貨あたり約20銭。(±20pips)

はい。そうです。
FX口座で外貨両替して、マネパカードにチャージする!そうすれば、両替手数料が超格安になるわけです。
チャージ手数料は無料なので、使わない手はありませんね。

マネパカードのATM手数料は何とかなる?
これは、なりません。

マネパカードATM手数料
- ユーロ:1.75ユーロ
- 米ドル:2ドル
- 英ポンド:1.5ポンド
- 豪ドル:2.5豪ドル
- 香港ドル:20香港ドル
これが、マネパカードでATMキャッシングした場合のATM手数料。
さらに、現地ATMオーナーから手数料を要求される場合もあるんです。ダブルで取られる。
現地ATMオーナーの手数料は、海外ATMによって異なるので、いくらと断定はできません。
小額をキャッシングする場合は、かなり損ですよね。
クレジットカードの場合は、現地ATMオーナー手数料は基本的にかかりません。小額キャッシングの場合は、クレジットカードの方がお得かもしれません。
(クレジットカードキャッシングは、利息はかかります。帰国後繰上げ返済ができるカードを利用してくださいね。)

クロスボーダー手数料3%って何?
クロスボーダー手数料とは、自分がチャージした外貨以外でマネパカードを使った場合、利用額の3%が発生する仕組みです。
例えば、マネパカードにユーロしかチャージしていない場合、うっかりイギリスで決済してしまうと、英ポンドを使ったことになり、利用額+その3%がユーロ残高から引き落とされるという具合。
マネパカードでチャージできる通貨は、ユーロ・米ドル・英ポンド・豪ドル・香港ドル・円の6通貨のみですが、その他の通貨も利用できちゃうということになります。
でも、マネパカードで対応している通貨以外でカードを利用するのは、イマイチお得感がない。
というか、チャージできない通貨を利用する場合は、クレジットカードの方がいいのでは。

マネパカードの出金手数料は500円也
海外旅行で余った外貨を、自分の銀行口座に出金する場合は500円+税が手数料としてかかります。
もう当分ヨーロッパ行かないし、ユーロいらない。持っててもねぇ・・・という場合、残ったユーロを円に両替、それから自分の銀行口座へ戻さなければいけません。
でも、出金手数料の500円って高くないですか?

それもいいですが、取っておかなくても大丈夫なんです。
次の方法を使えば、出金手数料はかかりません。
マネパカードの出金手数料を無料にする方法
出金も、FX口座経由にすれば、出金手数料は無料です。
月間5回まで出金が無料なので、チャージするときに出た端数、余った外貨を出金するとしても十分ですよね。
または、日本円にチャージして、残高ギリギリまでカード決済をする。
外貨から日本円へ両替するときは、両替手数料が発生しません。FXレートとほぼ同じで両替できますよ。
それに、マネパカードは日本国内で使用すると、2%のキャッシュバックがあるので、これはこれでお得です。

カード・利用明細発行手数料は・・・
最後に、カード発行手数料1000円+税。これも、どうにもなりません。
紛失した場合は、再発行に再度1000円かかりますので、なくさないようにご注意ください。
利用明細を発行するにも手数料がかかりますけど、これ、いらないですよね?
まとめ:マネパカードは本当にヨーロッパ旅行に必要?
FX口座を作るのが面倒くさいわ~!っという場合には、そんなに格安感はないかもしれません。
手数料はゼロにはなりませんでした・・・すいません。(まぁ、手数料がゼロなカードは存在しないですが。)
でも、海外プリペイド自体は、持っておくとお金の分散に役立ちますので、現金・カードを盗難にあったり、紛失した場合には最後の砦として大活躍です。
あ、もちろん現金・カードと違う場所に入れておくこと前提ですよ。
海外プリペイドカードの中で、ヨーロッパ旅行、出張など向きで確実に一番オススメなのがマネパカードです。
ヨーロッパ旅行でプリペイドカードを用意しておくなら、この一枚。
その他の海外プリペイドカードは、お子さんの留学向きですね。
マネパカードをお得に使う裏技を全て実行していただくと、確実に格安に利用できますので、ぜひチャレンジしてください!
海外プリカなら絶対コレ! マネーパートナーズに申し込む
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