田中も海外送金でお世話になっている、ワイズ(旧トランスファーワイズ)のデビットカードが日本でも発行開始され始めました。
ワイズ(旧トランスファーワイズ)は、明瞭で低価格な手数料と送金のスピードと簡単さで、世界中に1,000万人を超えるユーザーが利用している資金移動業者なわけです。
はい。アレです。簡単です。
はい。よくぞ聞いてくれました。
何で海外旅行がお得になるのか?というと、ワイズのマルチカレンシー口座とデビットカードが関係しているわけななんです。
ですよね。では、まず先に。
ワイズのマルチカレンシー口座とデビットカードを使ってもらいたい人
- 海外旅行が好きで色んな国を訪れる
- 海外に何度も訪れるお気に入りの場所がある
- 海外のサイトでよくショッピングをする
- 留学・ホームステイする予定
- やたら海外出張がある
となっておりますので、これ以降はそんなあなたに読んでいただければと思います。
ここからは、ワイズ(旧トランスファーワイズ)のマルチカレンシー口座・デビットカードの特徴と使い方についてご紹介してまいります。
先に詳細を確認したい!場合は、公式サイトをご覧くださいませ。
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Wiseのマルチカレンシー口座って一体何ができるわけ?
ワイズ(旧トランスファーワイズ)は、海外送金をされる方にはお馴染みの会社なんですね。
というのも、一般的な金融機関で海外送金時に発生する隠れた手数料一切なし。手数料の明瞭さやかなりのスピード送金などなどで人気となっているからなんです。
世界中に多くのユーザーがおりまして、田中もその一人なんですけど、海外送金が超楽。
海外在住者にとっては神のようなサービスなんですけども、今回ご紹介するのはワイズの海外送金でなくてマルチカレンシー口座とデビットカードです。
海外旅行などで海外渡航が多い方、海外のショッピングサイトを利用される方だと、かなり使えるアイテムになるんじゃないか?と思います。
ワイズのマルチカレンシー口座・デビットカードの特徴
ワイズのマルチカレンシー口座は、一言で言うと「色んな通貨が入ったお財布」みたいなもんです。
その財布を使うのに、デビットカードを利用するってな感じですかね?
まぁ、海外旅行行くときクレカは必要なんですけども、コスト面ではワイズのデビットカードの方が優れております。
あとは、頻繁に海外に行く方や海外のサービスを利用する方だと、利便性も高いのであります。
海外旅行の場合、安全面から資金分散することをおすすめしておりますが、その点でも利用価値はあり過ぎると思われます。
- 口座開設・維持費無料
- オンラインで口座開設、管理はアプリでOK
- 日本円を含め50以上の通貨を保管できる
- 海外の銀行口座番号が手に入る
- 外貨両替は仲値でいつでも両替可能
- デビットカードと紐づけて利用可能
- デビットカードは世界200か国以上で使用可能
海外送金手数料が格安、10通貨での受取無料など、ビジネス面でのメリットも沢山あるんですが、とりあえず海外旅行・出張・留学でのメリットを上げてみました。
口座開設・維持費無料
ワイズのマルチカレンシー口座を開設するには、会員登録が必要です。
ワイズの会員登録、マルチカレンシー口座開設、口座維持は無料です。
オンラインで口座開設、管理はアプリでOK
口座開設はオンラインですべて完結でございます。
日本で口座開設するには、本人確認が必要なんですけども、それもオンラインでOK。
本人認証は3営業日程度で終わりますんで、海外渡航直前に焦ってアカウント作成しても、まぁ間に合うかと。
あ、そうか。デビットカード発行に時間がかかるので、1か月前には手続きを済ませておいたほうがよろしいかと存じます。
日本円を含め50以上の通貨を保管できる
ワイズのマルチカレンシー口座では、50以上の通貨(2021年4月現在56通貨)を保有・管理することができます。
欲しい通貨を、日本円でチャージ(入金)して保管しておけるって感じです。
為替レートがいい時にチャージしておけばお得に利用できるわけですが、プラス、マルチカレンシー口座内の保有通貨を使用する際は手数料無料なんですね。
マルチカレンシー口座に入金するときは、日本円以外の場合手数料がかかりますけど、ワイズの場合は為替レートが仲値(ヤフーで表示されている本当のレート)が適用されます。
仲値で両替できるって言うのが、かなりの魅力です。
ですね。
一般的な金融機関で外貨両替すると、独自のレート(手数料を上乗せしたレート)での両替になります。
クレカもそうですよね?
なので、ワイズのマルチカレンシー口座で両替するとかなりお安くなるというわけです。
外貨両替手数料は、こちらで計算できますんでどうぞ。
海外の銀行口座番号が手に入る
海外旅行のみでマルチカレンシー口座を利用する場合、あんまり役に立たないサービスなんで、読み飛ばしてもらってOKです。
留学やらビジネス利用する場合は、これかなりおすすめです。
イギリス、ユーロ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ハンガリー、カナダ、シンガポール、トルコ、ルーマニア、この10個の個人口座情報が手に入るんですけども・・・
最後まで聞いてください。
10個の通貨での受取に、手数料がかからないってのがおすすめポイントです。
なので、このサービスは海外と取引があるフリーランスさんやら、海外のスタッフに支払いのある中小企業さんなんかだとかなり利用価値があるわけなんですね。
外貨両替は仲値でいつでも両替可能
利用したい通貨の残高が足りない場合は、他の通貨から自動的に両替されます。
この外貨両替には手数料が発生しますけど、保有している通貨を利用する場合は無料です。
外貨両替手数料もかなり格安なんで、おすすめなんです。
クレカやら現地での両替より、断然お安くなっております。
手数料の計算は、こちらでできるようになっていますよ。
デビットカードと紐づけて利用可能
マルチカレンシー口座だけだと、ビジネス利用しない場合はそんな利用価値ないんですけども、デビットカードがプラスされたんでかなり使い勝手が広がりました。
ワイズのデビットカードは、Mastercardのタッチ決済機能付きです。
Mastercardが利用できる実店舗や、オンライン決済、ATMでの利用が可能です。
欧米でもキャッシュレス化が進んでいますんで、買い物やらレストランでの支払い、電車や各種チケットなんかはコレ1枚でOK。
海外発行のものだと、Google PayやApple Payに追加して使用することもできるんですけど、日本の場合はまだ未対応です。
日本では始まったばかりのサービスなので、今後のサービス拡大に期待ができますよ。
デビットカードは世界200か国以上で使用可能
ワイズのデビットカードが利用できない国はこちら。
アフガニスタン・ブルンジ・中央アフリカ共和国・チャド・コンゴ・コンゴ民主共和国・キューバ・エリトリア・イラン・イラク・リビア・北朝鮮・パレスチナ領土・ソマリア・スーダン・南スーダン・シリア・ベネズエラ・イエメン
ってなことで、かなりの国で利用可能なわけです。
▶▶▶ 通貨を保有、両替できる56通貨についてはこちらをご覧ください。
ワイズのマルチカレンシー口座・デビットカード利用上の注意
というわけで、かなりおすすめなシステムなんですけども、マルチカレンシー口座とデビットカードを利用するときに覚えておきたい注意点をしっかりとご紹介しておきます。
よーく検討してから、口座開設に進んでくださいね。
ワイズのマルチカレンシー口座での注意
- Wise(ワイズ)は銀行ではない
- マルチカレンシー口座では利息が付かない
- 資金のチャージや外貨両替では手数料がかかる
Wise(ワイズ)は銀行ではない
ワイズはいわゆる「資金移動者」で、銀行のライセンスは持っていない企業なんですね。
もちろん、資金移動者として日本でも免許登録されています。
海外でも電子マネー機関などで認可されていて、ユーザーも1000万人超えと評価も高い企業なんですけど、「銀行じゃない」というのは覚えておいてください。
マルチカレンシー口座では利息が付かない
マルチカレンシー口座は、あくまでも資金を利用するための口座なので利息は付きません。
まぁ、銀行にちょっぴり預けておいても利息なんてたかが知れてますけども、マルチカレンシー口座は全く利息はつきません。
資金のチャージや外貨両替では手数料がかかる
マルチカレンシー口座にチャージ(入金)する場合は、手数料がかかる場合があります。
手数料無料で入金したい場合は、三菱UFJ銀行のオンラインバンキングを利用してください。おすすめ。
あとは、先ほどもお伝えしましたが、外貨両替では固定手数料がかかります。
マルチカレンシー口座から他行へ送金する場合も手数料がかかりますんで、口座内の資金をゼロにしておきたい場合は、手数料がかかってしまいます。
ワイズのデビットカード利用の注意
- マルチカレンシー口座の段高のみの利用
- 残高がない通貨を利用するときは両替手数料がかかる
- ATMで無料で出金できる金額と回数に上限がある
- デビットカード発行には1,200円かかる
マルチカレンシー口座の段高のみの利用
デビットカードなので、「利用=決済」なんですね。
なので、マルチカレンシー口座に残高がない場合は、デビットカードの利用ができません。
また、クレジットカードのように残高以上の利用、ローンの設定はできません。
逆にいえば、海外旅行中に万が一盗難に合った場合でも、一定額以上の損害はないかと。
アプリで簡単に操作できますんで、カードを止めるのも容易だと思います。
はい、アレです。
残高がない通貨を利用するときは両替手数料がかかる
マルチカレンシー口座内に残高がある通貨を利用する場合は、手数料無料なんですけど、残高がない通貨を利用する場合は両替手数料がかかります。
資金が足りない場合も、他の通貨から両替できるのはメリットなんですけど、格安ではありますが両替手数料がかかることはお忘れなきよう。
ヨーロッパとか、通貨が違う国が結構ありますよね?
何か国も股にかけて海外旅行する場合とか、特に便利だと思います。
トランジットだけの国で、わざわざ両替するのも何ですし、手数料の安いワイズのデビットカードを利用できるのは助かりますよ。
田中は、ロンドン経由で帰国する時とか便利に使わせてもらってます。
あれね、ロンドンの空港でユーロ使うと、お釣りくれませんよ!喧嘩になりますよ!
ATMで無料で出金できる金額と回数に上限がある
ワイズのデビットカードを海外ATMで無料で利用するには、金額と回数に上限があります。
海外発行のカードだと上限は2回まで無料で利用することができます。
ATMによっては固定でATM自体の手数料を取る場合がありますんで、その場合はキャンセルして他のATMを探してください。
デビットカード発行には1,200円かかる
マルチカレンシー口座の開設と維持は無料ですけど、デビットカードを発行するには1,200円(税込)かかります。
送料は無料でございます。
あと、マルチカレンシー口座をアクティベイト(使えるようにする)には、入金が必要になります。
ユーロだと20€、米ドルだと20$が最低入金金額になりますんで、よろしくお願い致します。
ワイズのマルチカレンシー口座・デビットカードを利用するメリット
ちょっとまとめますね。
- 口座開設・維持は無料で、56通貨がオンラインで管理できる
- 手数料を安く外貨両替ができる
- 200か国以上でデビットカード使用できる
- 保有通貨なら手数料なしで実店舗・オンライン・ATMで利用できる
- 海外旅行での資金分散ができる
こんな感じです。
通常のデビットカードやクレジットカードとの違いは、やっぱり手数料の安さですね。
気にしないといけないのは、チャージするときの為替の値動きのみなんで、全く簡単です。
ワイズのマルチカレンシー口座開設方法
ワイズのマルチカレンシー口座の開設は、全てオンラインで完結してしまいます。
申し込みから開設まで、3営業日程度でできます。
資金をチャージするには、銀行振込(オンラインも可)が一番お安くなっております。
デビットカード発行までには、最大で3週間かかりますんで、海外渡航予定の1か月前までには口座開設、カード発行手続きを済ませておいてくださいね。
ワイズアカウントを作成するのに必要な書類
日本でワイズのアカウントを作成するには、本人確認が必要です。
必要になる書類がありますんで、手元に揃えてからスタートしてください。
日本発行の顔写真付き本人確認書類(住所の記載を含むもの)1点
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 日本の運転免許証
- 日本発行のパスポート(2020年3月以前に発行されたもの)
- 在留カード
- 住基カード
この中の1点とマイナンバーが必要になります。
2020年3月以降に発行されたパスポートには、住所の記載欄がないんですね。なので、本人確認書類としては認められなくなっております。
これ、海外在住者にとってはデメリットでしかないんですけどね・・・ま、いっか。
で、マイナンバー関連書類を提出しないとなので、
- マイナンバー通知カード(緑色の紙製のカード)
- 個人番号カード
- 個人番号が記載されている住民票(発行から6か月以内)
のいずれかをご用意くださいませ。マイナンバーカードをお持ちの場合は、本人確認書類でマイナンバーカードを選択してもらえれば楽ですね。
海外在住者の場合は、マイナンバーの提出が免除されるんですよね。ありがとうございます。
これに加えて、オンラインで本人確認するために必要なものは
- 手のひらサイズの紙とペン
- カメラ付きスマホ
となります。
認証コードを紙にメモして、撮影するためでございます。
本人確認についての注意は、公式サイトをしっかりご確認ください。
ワイズのアカウント作成手順
では、こちらからワイズ公式サイトを開いてください。
上の方に「会員登録」とあるのでクリック。
個人で利用される方は「個人アカウント」、法人で利用される場合は「法人アカウント」を選択してください。
メールアドレスと任意のパスワードを入力して次に進みます。
「海外送金」「マルチカレンシー口座の利用」「支払いを受ける」の中から、ワイズを利用する方法を選択します。
今回は、マルチカレンシー口座の利用でございますね。
海外送金することも、支払いを受けることも可能です。
個人情報を入力して、本人確認に進みます。
登録の住所は、提出する身分証明証と同じ住所を記入してください。
本人確認手続きは、スタートしてから30分以内に終わらせます。30分過ぎちゃうと、最初からやり直しになりますんで、注意してください。
アップロードする本人確認書類を選びます。
- マイナンバーカード
- 日本の運転免許証
- 日本発行のパスポート
- 在留カード
- 住基カード
から選択して、表示されている4桁の認証コードを紙にメモします。
次は撮影です。
- 本人確認書類の表+4桁の認証コードを書いた紙を一緒に撮影
- 本人確認書類を斜めから撮影(厚みが確認できるように)
- 本人確認書類の裏面を撮影
- 認証コードを書いた紙を持って自撮り
この4枚の写真のアップロードが必要です。
アップロードが終わったら、マイナンバー関連書類を提出します。
本人認証には3営業日程度必要なので、しばらくお待ちくださいませ。
あ、自撮りが必要なんで、メイクとか必要でしたら前もって済ませておいてくださいね。
田中はドすっぴんでしたけど、まんまと認証されましたけどね。
うるさいわ。
認証書類のアップロード方法などは、公式サイトで詳しく説明されています。
その後に、マルチカレンシー口座に入金して利用できる状態にしていきます。
まずはワイズの設定画面で、2段階認証を有効にします。
登録した電話番号に、セキュリティコードが送られてきます。
音声認証か、SMS認証から選べます。
利用したい通貨を選択、通貨を有効にします。
この時に、イギリス、ユーロ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ハンガリー、カナダ、シンガポール、トルコ、ルーマニアの通貨の場合は、現地の銀行口座の情報が入手できます。
利用したい通貨の口座に入金します。
手数料を完全無料にするには、三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)か恵比寿支店ATMから入金してください。
振込手数料無料でワイズに入金可能です。
はい、終了です!お疲れ様でした。
ワイズのデビットカード発行方法
デビットカードは、アカウント内から発行できます。
サイドバーの「カード」をクリックして、カードを注文します。
カード発行先の住所を入力、デビットカード発行代金1,200円を入金します。
支払い後、デビットカード発行手続きが開始され、到着予定日が表示されます。
\マルチカレンシー口座を無料で開設!/
ワイズで海外送金を行いたい場合、法人で利用したい場合、海外在住者が利用する場合は、こちらのサイトが詳しく紹介しています。
と言うことで、今回は海外旅行好きには特におすすめなワイズのデビットカードをご紹介しました。
利息が付かないので、銀行口座として資金を保管しておくのではなく、海外旅行前にチャージしながら利用した方がいいかもしれませんね。
維持費がかからないので、余ったお金はそのままマルチカレンシー口座に入れておいてもOKですし、日本円に両替して日本でデビットカードを利用するのもアリです。
海外旅行好きにはおすすめですので、旅行前にぜひ口座開設してみてください。