メルカド~ナ、メルカドナ♪
スペインのスーパー、Mercadona(メルカドーナ)に行ったことがある人なら、おなじみのメルカドナテーマソングで始まりました、流浪のWebサイト「マヨルカくる?」でございます。
はい。カンのいい方なら、もうお分かりだと思いますが、今回はスペインのリーズナブルなスーパー、メルカドーナ特集です。
はい。と言うことでございまして、早速行ってみましょう!どないな所やのメルカドナ?!
さ、まずはメルカドーナを知らない方に、ちょっとインフォメーション。
今回のお題目
スペインのスーパーMECADONA(メルカドーナ)ってどんなとこ?
メルカドーナは、1977年に創業のスペイン発祥スーパーマーケットです。
そんな歴史は古くないんですけど、スペイン全土に1600店舗以上もあって、自社ブランドの製品が豊富でリーズナブル。
スペイン庶民の味方のスーパーです。
ちょっとした街に行くと、必ず見かけます。
メルカドナどころか、郵便局さえ閉鎖の勢いですけどね。
メルカドナと言えば自社ブランドの「HACENDADO」
メルカドーナが展開する自社ブランド「HACENDADO」は、味が安定しているというか、リーズナブルなのにそこそこいけるんです。
日本人の口には合うのではないかと、日本人標準味覚選手権があったらエントリーしたい田中は思います。
田舎に住んでいる田中家族は、1度の買い物で複数のスーパーをはしごするわけですが、メルカドーナは必ず寄るスーパーの一つです。
それでは、商品の一部をご紹介していきましょう!
スペイン土産にも最適なものが、あるようなないような・・・
3.98ユーロで世界最高峰を味わえる!
先日、スペインのニュースサイト「EL ESPAÑOL」を見ている家の天然旦那が「ぶわっ。ま、マジか。え~!」っと、話しかけて欲しそうに大げさなリアクションをしていたので、仕方なく聞いてあげたのがこのニュース。
メルカドーナで販売されているチーズが、世界最高峰ランクと認められたらしいんです。
出典:El Español
ノルウェーで開催された世界チーズ選手権でスペインのチーズがベスト15に3つノミネートされたんですが、その中の一つがメルカドーナで販売されているコレ。
堂々の13位に輝いたのが、Entrepinares vallisoleta工場の”La Reserva Tostado”です。
これね、390gで3.98ユーロ。1キロ10.20ユーロなので、スペインでも割とリーズナブルなチーズの部類なんです。
日本からしてみたら、超破格ですよね。日本チーズ高いもん。
このチーズ、低温殺菌された牛・羊・ヤギのミルクを混合し、7ヶ月以上熟成されたチーズです。
ふふふふ。羊ね。ヤギね。無理ね。
この世界チーズ選手権、見てみるとほとんどが羊、ヤギ、混合チーズでありまして、世界標準味覚選手権へのエントリーを今年も見送らざるを得ない田中です。
チーズをお土産にする場合は、出発の直前までチーズをホテルの冷蔵庫で保存。秋~春なら日本までスーツケースで問題なく運べます。(あ、飛行機でですよ)
できれば、真空パックになったものがいいですね。
ヤギが舌の上でメーメー、羊が歯茎の横でメーメーして大丈夫な方は、ぜひともご賞味ください。
後日談:
えぇ、食べてみましたよ。
天然(旦那):うん。あぁ、なるほど。普通に美味しい。
ご子息:パパー、ママにもあげて。
田中:・・・・・。(悶絶)
羊とヤギの強烈な破壊力はないですけど、まぁ、ね。悶絶。
MERCADONAで買えるマヨルカのチーズ土産
田中のオススメは、もちろん牛チーズ。
マヨルカお土産でオススメしたいのが、このGRIMALTというチーズです。セミタイプで硬からず柔らかからず食べやすい。
丸ごとのも売っていますけど、真空パックになってないのでお土産はカットしたタイプがいいかと。
日本のチーズを食べなれている方なら、間違いなく美味しく食べられますよ。
市場等で、熟成期間が長いものも売ってるんですけど、かなりの旨さでオススメです。
はい、次。
GRIMALTより、少しクセのある牛チーズSA MADONAです。これは、マヨルカのお隣、メノルカ産のチーズです。
Mahòn(マオン)は、メノルカ島のみで生産されているチーズでして、スペインの原産地指定(D.O.P)されたチーズなんですね。
牛の乳から作られたチーズなんですけども、ちょっとクセが・・・
濃くてリッチな味わい。天然とその息子は、こっちの方がお好みらしいです。
私はGRIMALT派です。ちなみに天然とその息子は、羊・ヤギもお構いなく食べます。すぐに歯を磨いて欲しいです。
スペインの原産地名称保護されたチーズは、こちらのサイトで詳しく説明されてましたよ。
スペインのチーズとワインの旅~スペインチーズを美味しく味わうサイト
メルカドナのチーズコーナーはこんな感じ。
種類も豊富で、真空パックのものが多いので、お土産にするにもいいですね。
おっと。日本全国のアンチ羊・ヤギチーズの皆様とシェア。
牛のミルクはLeche de vaca、羊のミルクはLeche de oveja、ヤギのミルクはLeche de cabraです。
表記を良く見て買わないと、口の中でワイルドな奴らが躍動し続けます。
メルカドーナブランドHACENDADOの最高品質
HACENDADOのAceite de Oliva Virgen Extra Gran Selección Cooperativa, vidrio(長いなオイ)所謂オリーブオイルもすごいです。
価格や品質を調査するスペインの機構OCUの調査分析によると、このオリーブオイルは非常に良い品質に分類されました。
エクストラヴァージンオイルと言っても、決してそうではないものもあるんですよね。
でも、メルカドナのグランセレクションのオイルは、その品質が保証されたんです。
これ、0.75リットルで3.29ユーロとお買い得。
まぁ、言うても以前ご紹介したSOLIVELLASのような味わいはありませんけど、サラダなどにかけて使うには十分でございます。
ちょっと難点は、ガラス瓶だということ。お土産にするには重いし危ない。梱包に細心の注意が必要ですね。
スペインのスーパーMERCADONAの内部を観察
では、ちょっとメルカドーナを歩いてみましょうかね。
まずはお肉コーナー。精肉はもちろん、肉の加工品も売っています。
日本では見かけない、子豚の丸ごと、ウサギなんかも精肉で売られています。
スペインのスーパーは、ほとんど生ハムがまるっと1本ぶら下がっています。カットもしてくれますよ。
マヨルカのメルカドナは、マヨルカ名産ソブラサダなどの加工品も置いています。でも、スーパーで買うより個人で作っている人から買うのが一番です。
すいません。肉の加工品は、お土産にもできません。
こちら鮮魚。マヨルカ、島なのに魚高い。魚屋さん、日本みたいにプロじゃないので、田中はしぶしぶ1匹丸ごと買い。
なんとか、さばけるようになったのでした。ててててってってってー。田中はレベルが1上がった。
こちらは野菜コーナー。野菜、果物はめったにメルカドナで買わないんですけど、値段設定は良心的です。
ワインコーナーです。スペインワインは安くて美味しいと有名なんですけども、現地に来るともっと安くてびっくりするかも。
オススメはスパークリングワイン。中でもオススメはlambrusco(ランブルスコ)と呼ばれる赤、ロゼのスパークリングワイン。
安い。そして口当たりも良く美味しい。2ユーロしないで買えるものでも、美味しいんです。
この棚だと、一番左上のがそれ。
パスタも種類が豊富。上のFIDEUA(フィデワ)は、パエリアのパスタ版のときに使います。
スペイン、日本のようにソース、ドレッシングを使う習慣があまりない。
棚には、マヨネーズ系のソースが多いですね。
マヨネーズと言えば、こちらもどうぞ
オリーブ。お土産にするなら、缶入りがいいですよね。
菓子パン系のものが大量に袋に詰まっています。
お土産で評判が良かったのが、メルカドーナのマドレーヌ。何の変哲もないマドレーヌが大量に袋に入っているんですけども、素朴な味で人気でした。
続いて、ケーキ。
まぁまぁのボリュームのやつが、沢山並んでます。
甘いんだろうなぁ。
絶対甘いよなぁ。色、茶色いよなぁ。
茶色くないけどなぁ。繊細な舌が育つとは思えないなぁ。
スペインのスーパーの中でも、メルカドナのポテトチップスの味が一番好きな田中です。他のスーパーは味が濃いものが多くて、一袋一人で食べられません。
一番のオススメはLISASというマスタードと蜂蜜味。目玉焼き味ってのもありますよ。
ホテルでのおつまみにいかがでしょうか?
もしかしてマヨルカならでは?
こちら、菓子パン、惣菜パンコーナー。甘そうですね。
左側の真ん中にあるのが、コカ。野菜が乗っています。
ラードを使ったクッキー、クルスペイス。サックサクです。
クルスペイスの生地の中に何かしら甘いものが入ったルビオルス。
これは「天使の髪の毛」と呼ばれる、透明で甘い細かな繊維が詰まっています。甘すぎです。
マヨルカ名物のパナダスもあります。中は肉がびっしり。
多少のマヨルカ色はあるかと思うので、メルカドーナも各都市で売られている商品が若干違うかもですね。
自社ブランドのHACENDADO商品はスペイン全土一緒だと思います。
今回は食品を中心にご紹介しましたが、日用品、化粧品など充実のラインナップです。
世界トップレベルのチーズを、お手ごろ価格で味わってみませんか?
いくらトップレベルでも、嫌いなものを克服しようとは思わないの!
歯磨いて、入念にうがいして!!