どうも。毎度おなじみお料理食べる研究評論家、タナーカです。

今回は、マヨルカの「知られざる特産品アーモンド」を生で食ってもええか?ええか?ええのんか?と言うことで、ズバッと評論をぶちかましていこうじゃないかという所存であります。

こちらマヨルカでは、100種を超えるアーモンドが栽培されておりまして、島民の食卓にはよく登場する特産品の一つなのでございます。
マヨルカアーモンドは、オレイン酸とリノール酸の含有量が非常に高く、一般的アーモンドとは全く違う特性があるんですねぇ。
アーモンドの健康効果は、ちょいとブームになったりしてますよね?ですよね?
そんなマヨルカ人の健康を支えるのか?なアーモンドについて、生食アドバイスでございます。
今回のお題目
アーモンドの生とローストって一体なにがどう違うんですか?
マヨルカではローストされているアーモンドの方が需要が少なく、生アーモンドをよく使っておるのでございます。
で、田中、生でボリボリ食べること多々。
一粒一粒、色んな味があるんで「あ、これも!お?こいつは!ぬ?そう来たか・・・」とついつい食べ過ぎてしまうわけです。
そして・・・お腹が膨れて晩御飯が入らない。という子供のような状態に毎回陥ってしまうんですねぇ。


それを見ていた義姉:「あんた、生で食べ過ぎたらお腹こわすで~。」
田中:「心配ご無用!賞味期限切れ上等!の腸あるんで。・・・てか何で?」
義姉:「酵素抑制物質。」
はぁ?なんですのん?その聞いたことない物質。

更にわけわからん事言いな!
アーモンドに含まれる酵素抑制物質って何?
酵素抑制物質というのはですねぇ、酵素の働きを抑制する物質でございます。

アーモンドを含むナッツ類、豆類や穀物など、いわゆる種に含まれている物質でございまして、種が発芽するスケジュールを司っている、まさに司令塔。あ?ボランチ?いや、ファンタジスタ?

つまりですよ。種が芽を出すのは、一番発芽するのに適した環境でないとなりませぬ。うっかり真冬に芽を出しちゃうおっちょこちょいがいてはマズいのです。

それで、酵素によってその発芽を制御しておるというわけです。
発芽に必要な物と言えば、お水と暖かさ。その二つがあれば、酵素抑制物質が中和されて発芽OK体制が整うっちゅー段取りでございます。
で、なんでこの酵素抑制物質を食べちゃいかんのかと言いますと、人の体の中でも酵素の働きを抑えてしまうことがあるんですね。
たんぱく質の消化を妨げてしまうのですよ。そして、アーモンドを生食するメリット「酵素摂っちゃうよ!」がイマイチ発揮できないというわけなんです。

じゃ、どうすればいいのさ!アーモンドを生で食べるには?!
へい。水に浸ける。
生アーモンドをですねぇ、8時間から12時間ひたひたのお水に浸けちゃうと、酵素抑制物質がさようならなわけです。
そして、そのびっちゃびちゃを食べる・・・

もとい、水気をしっかり切ってお召し上がりくださいまし。
もしくは、水に浸けずにそのままオーブンで軽く素焼き。焼いちゃっても、アーモンドの栄養素は熱に強いんで、問題ナッシング!
ローストすると香ばしさとカリカリ感が増して、さらに手が止まらなくなりますけどね。
アーモンドを水に浸けるとさらにさらに・・・
アーモンドの皮にはタンニンが入ってるんですけど、水に浸けることでこのタンニンを減らすことができます。
タンニンが何でそんなにいけないのか?と言いますと、こいつも消化不良の原因になってしまうんですね。
アーモンドを水に浸けると、タンニンの渋みがマイルドになるのでございます。
そして、発芽GO!のサインが出るので、ビタミンやカロチンなんかが増えちゃうのでございます。

アーモンドを生食するメリットってあんの?ローストアーモンドじゃダメ?
生食メリット、大いに。
と言うか、甘いです。
マヨルカアーモンドって、普通のやつらに比べると甘さと、その香りが特徴なんですけど、その本来の甘さを感じるには生食がベスト。
でもですよ。まぁ、ですよ。まぁ、この噛んだ時の食感が、ぐにゅぅっと言うか、にょ~っと言うか、歯がギリギリってなるんですよね。

言うてみれば、カリッとしてない。カリッと感が皆無。カリッが湿気た感じです。
この食感が苦手な人は必ずいる!!え?挙手しちゃった?挙手しちゃいました?
しかしながら、最初からローストされているものって、ローストした時点から酸化が始まっているので、お口に入るときはちょっと酸化状態かめちゃめちゃ酸化状態になっているんですね。
なので、ローストするなら自分で少量ずつするのがオススメです。

生アーモンドとローストアーモンドの保存方法
生アーモンドは、ローストアーモンドよりも保存に気を付けないといけません。
生って言うくらいだから、もちろん非加熱。賞味期限もその分短くなります。
冷暗所や冷蔵庫での保存がよろしいかと存じます。
水に浸けたアーモンドは、しっかり乾燥させて密閉。冷蔵庫保存で1週間以内を目安に食べ切ってください。
また、アーモンドは油分が多いのでカビに気を付けて、賞味期限以内でも早め早めがオススメです。
ちょっと気になる?アーモンドのカロリー
いえ。気になりません。

アーモンドってカロリー高いらしいんですけど、そもそもカロリー高い=太るという構造がしっくりこない田中なんですよね。

一般的なアーモンドのカロリーは100gあたり598㎉っす。ブリ照り定食1食分くらいのカロリーなのでございます。

ブリ照り定食って、ご飯とみそ汁お替り自由なんですかね?

ちなみに、アーモンドに含まれるオレイン酸とリノール酸は、コレステロールが溜まるのを予防する脂肪分なんですね。
で、ビタミンB2は脂肪燃焼効果もあったりなんかして。
さらに、アーモンドは食物繊維が豊富でして、飲みものと一緒に食べるとお腹膨れますしね。

アーモンドって1日20粒とか言われてますけども
アーモンドの1日の適量は、20粒~25粒とか言われてます。
ま、マヨルカじゃ気にしてる人なんかいないですけどね。
20粒食べると、適度に栄養が取れちゃうって感じなんですけども、食べ過ぎの弊害もあるらしいんです?
アンチエイジングのビタミンと言われるビタミンE。アーモンドに大量に含まれておるのでございます。
で、このビタミンEを取りすぎると、お腹をこわすこともあるらしいんですけど、ビタミンEの一日摂取上限量までアーモンドを食べるには2㎏食べないと超えません。
2㎏チャレンジしている途中で、「う゛っっ」となるので、大丈夫です。

でも、口唇ヘルペスができてるときの食べ過ぎは、気を付けてください。
アーモンドに含まれるアルギニンで、ヘルペスウイルスが増殖しちゃうって研究結果もあるらしいです。
余談中の余談ですが、アルギニンって、成長ホルモンの働きを促進するって研究結果もあったりします。

生アーモンドの活用方法
生アーモンドさんの食べ方をちょっと細かく見てみましょう。
言うてもちょっとした手間だけ。簡単に美味しくなるので、是非に是非に。

シャラップ!!
生アーモンド水びたし
1.生アーモンドを容器(ボール、茶わん、タッパーなんでもいいですけど)に入れる。
2.ひたひたになるまで水を注ぐ。
3.冷暗所で8時間から12時間放置タイム。
4.水分を十分に拭いて、12時間くらい乾燥タイム。
5.食べ切るか、冷蔵庫で保存。1週間以内を目安に食べ切る。

カリカリ素焼きアーモンドの作り方
1.クッキングシートかアルミホイルにアーモンドを重ならないように並べる。
2.180℃に温めたオーブン(トースターでもOK)で10分程度焼く。(もうちょいカリカリしたいならもうちょっと焼く)
3.途中でひっくり返したりすると最高。
4.粗熱を取って召し上がれ。2、3日で食べ切れる量がベスト。

カリカリ塩ローストアーモンドの作り方
1.ちょっと塩っ辛いくらいの少量の塩水を作る。
2.アーモンドを塩水にくぐらせてから、クッキングシートかアルミホイルに重ならないように並べる。
3.180℃に温めたオーブン(トースターでもOK)で10分程度焼く。(もうちょいカリカリしたいならもうちょっと焼く)
4.途中でひっくり返してもいいかも。
5.粗熱を取って召し上がれ。これも2、3日で食べ切っちゃって。

生アーモンドを使ったレシピは、こちらで紹介しています。
アーモンドバター、アーモンドミルク、アーモンドのハチミツ漬けなど、超簡単にできちゃうので、ちょちょいっと朝食に取り入れてみてはいかがでございましょうか?
アーモンドって、なんだか美容にいいだとか、健康にいいだとか言われてて、気になっちゃってませんか?
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