どうも、アリアナ・グランデです。
今回は趣向を変えまして、マヨルカ名物の「エンサイマダ」を日本に持って帰るとどうなるか実験をお送りしたいと思います。

そうなんです。当日が美味しいに決まってるんです。それでもエンサイマダをお土産にして、日本で待ってる家族に食べさせてあげたいというですねぇ。そんな親孝行な気持ちに応えるべくですよ。

今回のお題目
マヨルカ名物エンサイマダはマヨルカでしか味わえない名品
えへん。マヨルカ人がこよなく愛する「エンサイマダ」。
マヨルカでも1位2位を争う、島の名物なんですね。
最近では日本のパン屋さんでも「エンサイマダ」って名前のタダのパン(おっと失礼)が売ってますよね。
これね、食べてがっかりした方多いんじゃないでしょうか?
田中は見ただけで買いませんでしたけども。家の天然旦那は、ニセエンサイマダと記念撮影をしていましたけども。
ってなことで、エンサイマダとは何ぞと言うのをまず先にお伝えしたく存じます。

マヨルカ名物エンサイマダはこうやって作られる
ということで、Youtubeで説明に代えさせていただきます。

だって、説明難しいんですもん。
薄~く生地を伸ばして、ラードをベタベタ塗って、くるくるーっと端から丸めて、それでぐるぐるーっとする。

ええんかい!
ってことでエンサイマダ作ってみたとです。が、こちら。
ものごっつ面倒くさいんで、作ってみたらいかがでしょうか?

エンサイマダの歴史を軽~く
エンサイマダについて書かれた記述は、17世紀のはじめに見ることができます。
当時の小麦粉の主な使い方はパンでしたが、お祝いのためのものとしてエンサイマダの作りかたが記されています。
この起源については、ぐるぐるした形がユダヤから来ているんじゃないかという説、いやいやアラブからじゃね?という説に分かれてるそうです。

エンサイマダの種類は豊富
エンサイマダは大きくわけると2つのタイプに分かれます。
- 何も入っていない「リサ」と呼ばれるタイプ
- 中に詰め物があったり、サンドされているタイプ
何も入っていないタイプのものは、ホットチョコレートにじゃぶじゃぶ浸けて食べます。
夏の間は、グラニザッ・ダ・マトラをはじめとするアイスクリームと一緒に食べられます。

いやいやいや。そのまま食べようよ。甘いよ。十分甘いよ。粉砂糖もアホみたいにかかってるし。
詰め物タイプは、天使の髪と呼ばれる甘い繊維のジャムを巻き込んだもの、半分に開いてクリームをサンドしたもの、チョコレートをサンドしたもの・・・・などなど。
もう、甘さ地獄ですわ。中にプリンっぽい焦がしたカスタードクリームが入ったものが、田中のオススメです。

マヨルカのスーパーマーケットで売られてるエンサイマダって?
マヨルカのスーパーに行くと、エンサイマダが売られてるんですねぇ。
でも、これはエンサイマダではありません。パンです。ただのデニッシュロールなので、あしからず。
マヨルカから日本までエンサイマダの旅
で、やっと本題です。美味しいエンサイマダ、日本に持って帰るとどうなるのか?
エンサイマダ運搬で用意する物
- エンサイマダが入る箱(大きいサイズなら、頼めば箱に入れてくれます)
- 箱入りエンサイマダでない場合、ジップロック・キッチンペーパー
- スーツケースにちょっとしたスペース
これだけで、持って帰る準備はOKです。
エンサイマダの形状を確保する
小さいタイプの場合、袋に入れてくれます。
エンサイマダ、放っておくと脂が染み出してきますので、キッチンペーパー等で袋の周りを保護すると余計な脂を吸ってくれていいですよ。
さらに、ジップロックで湿気等をシャットアウト。
形状を保つために、箱に入れられると最高です。
あとは、この箱がスーツケースの中で暴れまわらないように、するのがポイントですね。

あのね、日本に帰国するとき、めちゃめちゃ荷物あんの。他のお土産とかもあんの。大変なの。
日本に到着したエンサイマダは・・・
ありゃ。やっぱり粉砂糖が溶けて、脂っぽくなってますね。
マヨルカから日本までは、飛行機乗換えなどでまるっと1日かかっちゃう場合もありますね。
エンサイマダを常温で運ぶと、2日がまともに食べられる限界かと。
到着後は早々に食べてしまうことをオススメします。

エンサイマダパン屋さんで買い忘れた!!という場合は、パルマ空港内で販売されています。(味の保証はいたしかねます)
ちょっと食べてみたら、やっぱり脂がまわった状態だったので、オーブントースターで軽く温めます。
表面の脂が溶けて、ギラギラしてきたらOKです。
大きいサイズのものは、包丁でカットしてから焼いてくださいね。
残った場合は即効で冷凍。(焼きなおしする前)味は落ちますけど、せっかく持って帰ったんだしねぇ。
食べたいときは、自然解凍してから温めてみてください。

チョコラテのざっくりした作りかたは、マヨルカのクリスマスでご紹介しています。
ってなことで、マヨルカの味を日本でも味わってみてくださいね。
