はい。どうもこんにちは。マヨルカ料理研究家、試食専門の田中です。

久々の更新となります、3分じゃできないマヨルカクッキングのお時間がやってまいりました。
今回は、マヨルカ伝統菓子「Tambó d'ametlla(タンボ・ダメトラ)」でございます。
別名、入れ歯破壊マッシーンとも呼ばれるとか、呼ばれてないとか言われておりますが、このお菓子、最強を誇る強度なのでございます。
あずきバーで、前歯やられた方はご遠慮いただきたい代物です。

だがしかーし、超簡単で美味いので、ご家庭でもぜひチャレンジされてください。
だがしかしって、駄菓子菓子に変換できるなぁ。と思ったので無意味に書いてみました。

マヨルカのクリスマスシーズンの伝統菓子Tambó d'ametlla
え?夏やん?今、夏ちゃうのん?って突っ込んだ方、挙手願います。
はい。ありがとうございます。
マヨルカアーモンドはですね、甘くて芳香が強い。そして美味い。

注目すべき特徴は、オレイン酸とリノール酸の合計が88%以上。健康オタク界ではあり得ない数値をたたき出しているんですね。(普通のアーモンドは約65%がオレイン酸です。)
マヨルカアーモンドの素晴らしさを世に知らしめるべくですよ、今回はお隣さんマリアの協力を得て、Tambó d'ametllaの制作にかかってまいります。
そう、今回はマヨルカアーモンドの素朴なお菓子レシピでございます。
では、マリアさん、よろしくお願い致します。

あー。そんなことないです。食べます。食べますって。みんなガリガリ言わせて食べてますって。
Tambó d'ametllaの作り方
用意する材料はこちら。
材料
マヨルカ産アーモンド ローストしてないもの・・・・250g
グラニュー糖・・・・250g
レモン・・・・1個
アーモンドと砂糖の量は同量です。飴部分が多い方がいい場合は、砂糖を増やしてもOKです。
アーモンドはローストしたものでも使えますが、カラメリゼしている間に勝手にローストされます。ローストしてないものの方が、美味しい気がします。

はい。料理上手なマリアのこだわりでございます。受け取ってください。
では、マリアが作ってまいります。
1.鍋にアーモンドと砂糖を入れる
塊ができちゃってますけど。これはつぶしてください。
2.中火~中火強にかけて、木べらで混ぜる
底にアーモンドがくっつかないように、木べらでかき混ぜます。

3.砂糖が色づいていい色になったら、一瞬火を強めて火からおろす
砂糖が色づいてきました。このくらいの色になったら火からおろします。

4.クッキングシートの上にだらだらーっと流し込んで、レモンを使って平らにする
レモンは真っ二つではなく、しっかり持てるように1/4くらいのところをカットして使ってください。

5.少し温度が下がったら包丁でカット。少し固まってきたら、さらに包丁でさらにカット
完全に固まってからだと切れないので、固まる前に包丁でカットしていきます。

6.最終的に手で割る
粗熱が取れて固まったら、手で割っていきます。マリアの服、ゼブラ柄のノースリーブワンピース。

7.完成
はい。あっという間に完成です。30分もかからずに、マヨルカ伝統のお菓子ができちゃいます。
冷蔵庫で保管しておけば、かなり長く保存できますよ。
レモンの風味が効いて、最高です!
マヨルカアーモンドは生産量も少なく、貴重な存在なんです。
マヨルカ島でも、スペイン産アーモンドを使用していたり、最悪カ〇フォルニア産を使用している場合も・・・
マヨルカのアーモンドとは一体どんなものなのか、という疑問がジワジワ湧いてきたグルメなあなたには、こちらの専門サイトでじっくりとお楽しみくださいませ。

忘れてたこと、ほじくり返すなや。