パプリカ 花が咲いたら♪
小学生から労働、ご苦労様ですね。
はい。「パプリカ」で検索したら、何か知らん歌出てきたんでつい・・・
と言うわけでございまして、スペイン料理はとにかくパプリカをたっぷり使うんでございます。
今回は、パプリカの基本的な料理方法と、保存方法、パプリカってどっから来たん?なんでパプリカって言うのさ?という語源までお伝えできればと思っております。
先に言わないでください。
でも、知ってます?コロンブスより前にパプリカ(ピーマン・唐辛子)がスペインにあったって説。
そして、ピーマンにオスとメスがあるっての。
あ、そんなんいらないです。
今回はですね、無駄に長いので、目次を見て必要な部分だけ読んでいただければと思いますけどね。
もしかしたら必要な部分がないかもしれないので、とりあえず。
やたら長い今回の内容
- パプリカを長期保存する方法
- パプリカの甘さを存分に味わえるレシピ
- パプリカ・ピーマン・ししとう・唐辛子の違い
- 英語・スペイン語で言うと?
- スペイン語の語源の謎
- コロンブス以前にピーマンがスペインにあった?
パプリカの基本的な料理方法~瓶詰で長期保存可能
はい。
スペイン料理と言えばパエリアですけども、パエリアの上に確実に乗っかっているパプリカも、この方法で作ります。
下処理後に瓶詰にすると、数か月は保存が可能になってしまいます。
田中は面倒くさいんで、冷凍保存しちゃいますけども・・・とりあえず。
パプリカのオーブン焼き:はぁ?って言うくらい甘くなる
はい。夏になると、パプリカがこれでもかっ!と言うくらい安売りになるマヨルカ島でございます。
新鮮でお手頃価格のパプリカが大量に手に入ったら、ぜひどうぞ。なレシピです。
日本で瓶詰や缶詰のパプリカって、かなりお高く販売されてますよね・・・げんなりしますね。
げんなりしたところで、オーブンを200度で温めておきます。
あ?前の写真と何も変わってないって?
これ、オリーブオイルを塗りこんだパプリカでございます。よく見ると、テカテカツヤツヤしてるでしょ?
パプリカを良く洗って、しっかりと水気をふき取った後、オリーブオイルを手で塗りこんでいきます。
もちろん、手に余ったオリーブオイルはハンドクリーム替わりに、手に刷り込んでください。
べっしゃ~。
200度のオーブンで30分焼いたパプリカでございます。
パプリカの大きさや、オーブンにもよりますけど、大体180~200度のオーブンで30~45分見ておけばOKだと思われます。
ヒント:スペインのパプリカって、日本で見かけるのの2倍は大きい。
オーブンで焼いている途中、15分後くらいでしょうかね?パプリカをひっくり返してやるといいですね。
焼きあがった後は、オーブンの中に30分くらい放置しておいてくださいまし。
オーブンから出して、粗熱が取れるまで放置。
それから皮をむいていきます。「放置している時間=皮の剥きやすさ」なんですけど、1時間も放置しておけば剥けます。
この時に、パプリカの中から、うそ~ん。と言うくらいパプリカ汁が出てきます。これ、後でしっかり利用するので取っておいてください。
オーブンでじっくり焼くと、皮もべろんと簡単に剥がれ、ヘタもズボッと簡単に抜けます。
ズボッと抜けた時、何か「うふっ」ってなりますよ。
はい。何か赤い写真ばっかりで目がチカチカしますね。
このようにですね、オーブンで焼いてしまいますと、は?あんた果物ですか?と言うくらい甘くなっております。
パプリカ汁に浸けたまま冷蔵庫で保存すると、数日は持ちますよ。
それを数か月の長期保存にするには、これを瓶詰にします。
- よく消毒した瓶にパプリカとパプリカ汁を入れます。
- その上にオリーブオイルで蓋をして、瓶の蓋をしっかり締めます。
- 深鍋に瓶を入れ、たっぷりと水を注ぎます。瓶が水から出ないように注意。
- 沸騰させた後、中火で20分加熱します。
- お湯がしっかり冷めるまで放置します。
ね?面倒臭いでしょ?
と言うわけで、このオーブン焼きパプリカを使ったレシピを2品ご紹介します。
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パプリカを使ったレシピ
オーブン焼きにしたパプリカですけど、パエリアやエンサラディーリャ(ポテトサラダっぽいの)の上に乗せて、彩的にも一役買ってしまうわけですが、その味も個性的ですよね。
そこで、パプリカの甘さを存分に味わえるレシピを2品、ご紹介したいと思います。
パプリカのスープ:冷製でもうまい!
夏食べるなら、絶対に冷製スープがオススメ。もちろん、温かくても美味しいです。
パプリカの甘さがゴーンと味わえる一品でございます。
材料
パプリカのオーブン焼き 200gくらい
パプリカ汁 あるだけ適当
玉ねぎ 中半分
トマト 完熟1個
コンソメ ひとかけ?半分くらい?
オリーブオイル
塩・胡椒
【作り方】
- みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルで炒める。
- 皮をむいてざく切りにしたトマトを入れて少し炒める。
- 水をひたひたになるくらい・コンソメ加えて、中火弱で5分程度煮る。
- パプリカ・パプリカ汁を加える。
- ブレンダーなどでドロドロにする。
- 塩コショウで味を調える。
- 冷製スープにする場合は、粗熱を取ってから冷蔵庫へ。
- ピーマンのみじん切り・チーズを乗せ、オリーブオイルを回しかければ完成。
そうね。いちいち量るのが面倒で・・・すいません。
トマトの種が残るのが嫌な場合は、ピューレを使うといいかもですね。
白身魚のムニエル パプリカソース:アーモンドを入れて最強ヘルシー
メルルーサに小麦粉をはたいて焼いたものに、パプリカソースを合わせてみましたが。
このパプリカソース、パンに塗ってもいい感じだったので、ピザトースト的な何かにも使えそうです。
パプリカソースの材料
パプリカのオーブン焼き 300g
パプリカ汁 あるだけ適量
皮なしローストアーモンド 20粒
ニンニク 1かけ
コンソメ ひとかけ(少量で)
塩・胡椒
オリーブオイル
【作り方】
- パプリカ、アーモンド、ニンニクをブレンダーにかけてドロドロにする。
- 中火で5分~10分程度加熱して、塩コショウで味を調える。
- オリーブオイルを回しかけ、混ぜる。
- ニンニクに火を入れるために多少煮ますので、水気が足りなくなったら少し水を加えてください。
ムニエルと言っても、最初から最後までオリーブオイルで焼いてます。
知らん。
フライパンにオリーブオイルを入れて、塩コショウして小麦ををまぶした白身魚を皮目から入れます。
そんでもって、フライパンに蓋をしてから火にかけると、ふんわり焼けるような気がするんですけど、気のせいですかね。
と言うことでですね、パプリカの甘みを堪能できる2品をご紹介したのであります。
あ?甘さで思い出しました。パプリカにオスとメスがあるのってご存じ?
パプリカ・ピーマンには性別・オスとメスがある
えー。ピーマンはですね、最初は緑、成熟すると黄色、オレンジ、赤に変化して、甘さが増すんですけどもね。
ピーマンのお尻、3つだったり4つに分かれてるのって理由があるってご存じ?
それは、あんたね。
田中はピーマンのお尻の数が違うのを、ずーっと不思議に思ってたんですけども、実はこれ、オスとメスの違いだったわけです。
マジです。お尻が3つ以下の場合は男性、4つ以上の場合は女性。
さらに、中をぱっかんと割ると、オスは種少な目!なんですね。
それでもって、味にも違いが。
オスはちーと苦め。メスは甘目なんですねぇ。なので、お尻を見て、料理方法を変えるといいんですよ。
メスは生のまんまでも食べやすいってことでございます。
ピーマン嫌いなお子さんには、メスを集めてやるといいですなぁ。もちろん、鮮度がいいものは苦みが少ないですけどもね。
パプリカはどっから来たの?そしてどこへ行くの?
えー。まず、パプリカを含め唐辛子、ピーマン一族はですね、南米が原産なんですね。
15世紀にコロンブスが色々集めてきたお宝の中に、入っていたのがパプリカと言うかピーマンと言うか、ピーマン一族なわけです。
あれね、日本ではピーマンとかパプリカとか呼ばれ方が違うんで、緑~のがピーマンで、赤とか黄色、オレンジの可愛らしいのがパプリカってなってますよね?
でもね、あいつら全部一緒の同族でして。ついでに、唐辛子やしし唐も一族でして。
唐辛子-辛さ=ピーマン
ピーマン、パプリカ、ししとう、唐辛子。
これ、全てナス科トウガラシ属でして、大まかに言ってしまえばピーマン、パプリカ、ししとうは、唐辛子の品種です。
唐辛子から辛さをなくして、品種改良・突然変異したものでございます。
パプリカは、バルカン半島からハンガリーに伝わって貴族たちが栽培、品種改良されたものなのでございます。
っということで、パプリカはハンガリー語なんですね。
そんでもってピーマンの語源は、フランス語の「piment(ピマン)」だと言われております。そこが、色々と紛らわしい感じを作り上げているんですね。
英語でピーマン・パプリカ・唐辛子って言ってみよう!
英語で言うてみると、どうなんでしょうか?
唐辛子は、red pepper, hot pepper, chili pepperとかですかね?
あとはcayenneとか?
一方ピーマンは、green pepper, sweet pepper, bell pepperとかだと思われます。
もっと言うと、green pepperは緑色のピーマン。
sweet pepper, bell pepperはパプリカだと思われます。
オーストラリアやニュージーランドでは、capsicumとも呼ばれてるみたいですね。
はい、と言うことで唐辛子もピーマンも全部pepperですな。
パプリカ(paprika)はと言いますと、一般的に粉状の香辛料のことを指します。パプリカパウダーのことですな。
えー、パプリカの名称の由来はと申しますと、スラブ語で唐辛子を意味する「papar」でございます。
え?ついでにスペイン語もやっとく?
スペイン語でのピーマン・パプリカ・ししとう・唐辛子の呼び方
えー、pimiento(ピミエント)です。
だって、もう種類多すぎて意味わかんないし、ほとんどピミエント〇〇だし。よくね?
ね?迷惑でしょ?
さすが、唐辛子一族がヨーロッパで最初に到着した国って感じでしょ?スペインでは16世紀から、ピーマン一族の栽培がおこなわれとります。
甘いものから辛いものまで、長いものから丸いものまで、大きいものから小さいものまで、ずずずいーっとピミエント。
まぁ、とりあえず緑色のピーマンpimiento verde(ピミエント ヴェルデ)、赤い(熟れた)ピーマンpimiento rojo(ピミエント ロホ)で。
シシトウは、pimiento de padrón(ピミエント デ パドロン)でございます。
唐辛子全般は、pimiento picante(ピミエント ピカンテ)だったり、ají(アヒ)、chile(チレ)とかで呼ばれております。
日本でいう所のパプリカはどれだろう・・・?pimiento morrónとか、pimiento califormiaになるのかなぁ?知らんけど。
pimiento califormiaは、morrónよりも小型で凸凹が多い感じです。
ってことでですよ、パプリカはピーマンの品種の一種。もしくは、ピーマン一族の肉厚で甘目、ジューシーなグループを指すって感じなんでしょうかね。
スペインでの唐辛子一族の分類について
ピミエントの分類におかれましては、風味と使用用途で分けられます。
風味は、甘いか辛いか。使用用途は、そのまま使うか、乾燥させて使うか。
言うてみたら、唐辛子かそうでないか。フレッシュ野菜として食べるか、スパイスとして使うか。って感じですかね?
そうなんですよね。ここがまたややこしいところで、ピーマン一族が乾燥して粉になったスパイスをピメントンって言いますの。
ね?うざいでしょ?
皆様おなじみのチョリソにも、このピメントンが使われております。
ピメントンには顔料だとかの意味がございましてね、色付けが主な仕事です。日本でいう所の、パプリカパウダーってやつですね。
スモーキーな風味が特徴でして、色んなブランドがございます。甘いやつ、辛いやつの2タイプでして、これを説明しだしたら非常に大変なんで次回に。
ややこしさが増すコショウ問題 pimienta(ピミエンタ)語源の謎
それでもって、コショウですけどもね。pimienta(ピミエンタ)って言いますの。
もう、わっけわかんないでしょ?
スペイン語では、男性名詞と女性名詞ってのがありましてね。語尾が主にaで終わるものは女性名詞、oで終わるものが男性名詞なわけです。
ピミエントとピミエンタ。兄妹ですか?
唐辛子(pimiento)とコショウ(pimienta)は全くの別物でして、コショウはコショウ科コショウ属で、つる性の植物。その実が胡椒です。
全く異なるこの2つ。どうして似たような名前が付いてるんでしょうね?
えーと。じじい、もうちょっとさかのぼります。
10世紀ごろからイタリア商人が東地中海で、東ローマ帝国やイスラムの商人と遠隔地交易を始めるんですね。
主に香辛料や宝石、絹織物などを輸入して銀を輸出しておりましてん。
南インドで取れたコショウをはじめとする香辛料を、イスラム商人から買い取っておったわけですな。
イタリアのジェノヴァやヴェネツィアが、もうガッポガッポ儲けてたんでございます。これがレヴァント貿易っちゅーやつですね。
ヴェニスの商人で遊ぶのやめてくれます?先に血が流れないように、全部抜いてしまうって言うのはどうでしょうか?
参照:シェークスピア「ヴェニスの商人」 ごめんなさい。
そんでもって1453年、コンスタンティノープルの陥落によって東ローマ帝国が滅亡してしまいます。オスマン帝国が東地中海に進出、エジプト制服で商人の動きを制限していくわけです。
そこで困っちゃったよ。大変だね。コショウが手に入らなくなっちまったよ。
って言うんで、コショウを求め大航海時代が幕を開けるわけです。
と言うわけで、コショウ(pimienta)が先!
コロンブスがコショウを見つけられない件
スパイスを求めてインドへ行こう!って、到着したのはいいけども、コショウが見つからないんですけど・・・
スペインの援助を受けて、インドに旅立ったはずのコロンブスさん。途中でアメリカ大陸に着いてしまったんですね。
何でコショウないの?と意気消沈する中、原住民は彼らに何やらピリッとした実が乗った食事を出してあげたんです。
それを食べたコロンブスとそのご一行、「あれ?何か食べたことあるくね?」「この舌が焼けるような感じ、確かにアレっぽくね?」「もう、これアレでよくね?」と。
ピミエンタ(胡椒)と辛い感じが似てるという理由で、ピミエント(唐辛子)と名付けたそうな。
もう、報告するときはアレでしょうね。モゴモゴした感じでしょうね。
女王:ピミエンタ(胡椒)あったんやろうな?
コロンブス:は、はい。ピ、ピミエン・・トゥア持って帰りました。
唐辛子と胡椒の謎まとめ
- 唐辛子と胡椒は全く関係ない他人。
- 胡椒の方が先にヨーロッパで流通していた。超高級品。
- 唐辛子にピミエントと名付けたのは、何となく味が似てるから。
ついでにマヨルカ語で何ていうの?
黒コショウ prebe bo(プロバ バ)プロバのロをロ60%ラを40%・バを80%ボを20%で発音 バはバとボを50:50で
ピーマン prebe verd(プロバ ヴァルドゥ)
赤ピーマン prebe vermell(プロバ ヴルマイ)
えー。プロバの後に、黒・緑・赤と付いております。もう、コショウも唐辛子もピーマンも一緒くたですね。
ここまで一緒くただと逆に、何か爽快ですね。
パプリカはコロンブスより前にスペインで食べられてた?
出典:CaNeL para AmIgUetEs
この写真を見てください。
こちら、カスティーリャ・イ・レオンのサンタマリア・ラ・ブランカ教会にある、レオノール・ルイス・デ・カストロ・イ・ピメンテル(Leonor Ruiz de Castro y Pimentel)が埋葬されているらしい石棺です。
彼女は当時のカスティーリャ王、アルフォンソ10世の弟フェリペの3人目の妻だった人でしてね。
手に握られているものを、よく見てもらっていいですか?
出典:De la Huerta de Aranjuez
はい。で、彼女の紋章ってのが、これね。
いやいやいやいや。
で、何が問題なのかと言うとですね、この石棺、1274年に作られたんですね。
イヨクニ燃えるコロンブス。はい、そうですね。
何か計算合わなくないですか?
はい。ナイス・リアクションです。
はいはい。ピメンテルとピミエント。似てますよね。ふふふふふ。
スペインとピーマンのミステリー後編
はい。実はですね、この石棺。というかこの教会。
建造されてから500年間、破壊と修復を繰り返してきたんですね。
この石棺が大々的に修復されたのが1926年。レオノール・ルイス・デ・カストロ・イ・ピメンテル夫人のことは、あまり知られてなかったんですねぇ。
それでもって、彼女の苗字ピメンテルと家紋を見た修復師が、手に持っているものをピーマンにしてしまったのでは?と言われております。
当時の書物では、彼女の手に握られていたのはハートだそうでしてね。
スペイン修復適当歴史は、この頃から始まっていたんですねぇ。
はい。では残念という言葉だけで済ませてはならない、アレ5連発。(LA VANGUARDIAより画像お借りしました)
どーん。
母の日に描かされたやつですね。ルミ子48歳ですね。
は?!お豆腐。って言ってますね。
おばはんからメンチ切られてますね。
メキシコの屋台で売られてそうですね。
テトリス・・・弱っ。
あ、続き。さらに言えば、ピメンテルという苗字はユダヤ系のものでして、その意味は「コショウ畑」なんですね。
いえいえ。ピミエントの学名は「Capiscum」でして、胡椒とは別!ってさっき言うたやろ!!
と言うことで、スペイン語でいう所のピーマンとは何の関係もございません。
この苗字、数世紀の間ずーっとピミエント(ピーマン)だと思われて来たんですけどね・・・
さらに最近の研究によれば、石棺に埋葬されている人物は、フェリペの2人目の妻イネス・テレス・ヒロンInés Téllez Girónではないか?と言われております。
ちなみに、フェリペの最初の妻はノルウェーのバイキングの王女、クリスティン・ハコナルドッティル(Kristín Hákonardóttir)です。
アメリカ大陸に初到達したのもコロンブスじゃない
ヨーロッパ人で始めてアメリカ大陸に到達したの、実はバイキングなんですね。
フェリペの最初の妻がバイキングの王女ですね。すぐ前に書いてありますけどね。しっかりしてください。
あれあれ?そうすると、さっきのピーマン握ってる石棺、あながち嘘じゃないかも??
で、西暦870年頃、アイスランドで生活し始めたバイキング、その中に赤毛のエイリークという男がおりましてん。
あの、お腰につけた角のやつで、ビールとか飲んだりするんですねぇ。バイキング・メタル・・・
あっ、で、隣人とのゴタゴタで罪を犯してしまったエイリークさん、3年間島から追い出された挙句、未開の島の調査をして来いと命じられるわけです。
そこでエイリークさん、船に乗って出発。大きな島を発見します。それがグリーンランド。
あ、それね。エイリークさんがグリーンランド誘致促進活動の一環として、氷だらけの島にグリーンランドと命名したからなんですってよ。
グリーンランドを、エイリークさんが実権を握った新しい入植地としたかったもんで、必死で考えたネーミングだったわけですね。
そんなもん、健康ランドじゃないんですから。エイリークさんの重装備を見て察してください。
グリーンランドは本当に緑の島だった
そうですね。
アイスランド(氷の島)なのに緑が多い。
グリーンランド(緑の島)なのに氷だらけ。
って印象は今現在の話であって、エイリークさんたちが入植して定住していた約500年間は、グリーンランドも緑が多い島だったようですね。
当時はそのネーミングで大体OKだったのかもしれないです。
まぁ、地図を見たら、アイスランドよりもグリーンランドの南端の方が南に位置してますから、多少は暖かげですけども。
西暦1000年頃には、グリーンランドに移住したバイキングの数は3,000人くらいまでになってたみたいですね。
コロンブスのアメリカ到着500年前にバイキングが・・・
そんでもって、エイリークさんの息子レイフ・エリクソンが、カナダのバフィン島、ラブラドル半島に到着。
それから北米大陸を南下して到着した地にヴィンランドと名付け、グリーンランドへ帰還したのが西暦1000年とされております。
っと言うことはですよ、コロンブスさんよりも500年近く前にアメリカ大陸に到着しておったわけでございます。
ヴィンランドのヴィン(vin)とは、ブドウとも草原とも言われておりまして、ブドウだとしたら結構南下してるんじゃね?ってことなんですけどもね。
ですよねー。なので、バイキングが唐辛子をヨーロッパ大陸に持って帰ったってことは、まずないかと。
それは、謎解きの前に発言するセリフだと思います。
そして最後に。パプリカ、パプリカ言うてましたけど、田中がオーブン焼きにしたのは赤ピーマンでして・・・