
トメウおじいの Let's 徘徊 in Sineu ~シネウの市場~ 前編

いや、もう面倒臭いんで、日本語でしゃべるわ。おっす、わしトメウ。
トメウおじい(推定75歳)と行く、楽しいマヨルカ小旅行。
その名も「トメウおじいのLet’s徘徊」が不定期に勝手に配信されます。バリバリの観光地ではない、マヨルカの穴場的な場所をおじいがうろうろいたします。
今日の徘徊先は、マヨルカ島の中心辺りにある村、シネウ(Sineu)です。
マヨルカの村々では、週一で市場が開かれるのが一般的ですが、その中でもシネウの市場は歴史も古く、大規模なものです。
シネウの中心地にあるフォサル広場とその周辺(la plaça del Fossar i alrededors)で、毎週水曜日に市場が開かれます。(あ、カタカナ表記適当です。すいません。)
朝の8:00から14:00まで、多くの露店が並んでいます。
特に、マヨルカに観光客が多く訪れるシーズン、春から秋に多く店が出ています。(冬だけ少ないって言えよ)
では、さっそくLet’s徘徊!!
まずはマヨルカ特産品から
 そうそう。このおじい、確実にマヨルカおじい。
って、違うわ!
マヨルカもスペイン本土と同様、オリーブの名産地であります。色々な種類、大きさのオリーブが売られています。
中に種が入った塩漬けオリーブは、ジューシー。緑のものは若く、黒は熟した実で、黒のほうがクセがある感じですよ。
実も人間も、ねぇ。

マヨルカ特産で、1位2位を争うソブラサダ(黒い紐でぶら下がっているやつ)です。
豚の腸にパプリカ、塩で味付けした豚挽き肉を詰め、熟成させたものです。生です!
隣の赤い紐でぶら下がったロンガニサも、手前の大きいのも、全部生の豚挽き肉が詰まっています。ふふふ。
固めのペースト状なので、パンに塗って食べたり、ビスケットに挟んだり、料理の中に入れたりして食べます。
加熱すると、油がじゅわ~っと大量に出てきて「うっ」となりますが、美味しいですよ。(説得力に欠ける)
あ、大丈夫です。田中、お腹壊したことないです。田中、腸、かなり強いです。
*肉の加工品は日本への持ち込み不可です。現地でしか味わえない、マヨルカ特産品です。

はい、こちらがソブラサダと1位2位を争う、マヨルカ特産品エンサイマダです。
ってどれよ!?
左下の渦巻状になったパンみたいなやつです。
これ、1人分の小さいサイズですが、みんなで切り分けて食べるサイズは、かなりでかいです。
ほんのり甘く、しっとりしたパイ生地(パンにより近い)をイメージしてください。
イメージできました?たぶん、それ、違います。(すいません)
ラードが練りこんであるので、1日目は美味しいのですが、2日目は「うっ」となります。
エンサイマダの底には脂の塊が付着している場合も・・・・って田中の説明、全部マズそうやわ。
実際、かなり美味いです。サックサクのベッタベタのグッルグルの・・・いや、説明ヘタ過ぎるやろ。
最近、日本のパン屋さんでも「エンサイマダ」という商品が売られていますが、全く別物だと思ってください。
「おい、それ、ただの渦巻きパンやん。」です。
本物のエンサイマダをくらいやがれ!

ココアちゃうで。ホットチョコレートやで。こっちでは、チョコラテ言うねん。チョコラテな。

つづいて、黄緑のエプロンのおっさん。じゃなくて、また下の方にあるマヨルカ特産品。
見切れていますが、右下から「コカ」「パナダス」「コカロイ」あとはわかりません!
ここでのコカは野菜や魚肉類を乗せたおかずタイプのものが写っていますが、スポンジケーキのようなものも「コカ」と言ったりして、全く紛らわしいことこの上ないです。全部コカかよ!!
それはさておき。一般的なパナダスは中に肉類(鶏、豚、七面鳥、ウサギなど)のみ、白ねぎ、グリンピース入りが多いです。
魚介類のパナダスもあります。まぁ、なんでもアリっちゃー、アリです。
コカロイは野菜を中心にした具が詰まっています。この3つ、生地はほぼ一緒でサックサクです。
もちろんラードがふんだんに使用されています。豚祭りやん。
ではレシピでも
特産品うんちく?は、書き出すとキリがないので、また別の機会にご紹介いたします。

胸焼けするわ!3連発 マヨルカ島民の甘さレベルは無限

ドライフルーツの山・・・甘い。

ナッツやドライフルーツを飴で固めたもの。甘い。歯折れそう。その名もタンボ(tambor)。

甘い。無駄に長い。レガリス(regaliz)とヌベス(nubes)。

シネウ市場の歴史
ちょっとここでシネウ市場のうんちく。
シネウ市場は1306年ジャウメ1世によって設立された、マヨルカでも最古の市場の一つです。
何世紀にもわたって農民の貿易のための主要な市場として繁栄してきました。現在は主要な観光アトラクションとして人気です。
ザ・スペイン美味しいよ

毎度おなじみ、パエリア鍋です。ほとんどの家庭で1つ持ってる感じです。たこ焼き器みたいな感じです。

生ハムにチョリソ。日本でもおなじみですね。
スペイン産の生ハムは、お手軽な値段のものでも、確実に美味しいのでぜひご賞味あれ。
欲しいだけカットして、真空パックしてくれます。

オリーブオイル、塩など売ってます。
オリーブオイルは格安で美味しい。お高いオリーブオイルは、かなり香り高くジューシー。オイルと言うよりジュース?(飲めますよ)
ハーブや果実などをブレンドしたフレーバー塩の種類も豊富です。

スペインワインは日本でも安くて美味しいと人気ですが、現地ではもっとお安く手に入ります。(当たり前や)
マヨルカワインの種類も豊富で、生ハム、チョリソ、チーズ、オリーブ、おつまみも困りません。

チーズも量り売りしてくれます。
ヤギ、羊のチーズの種類も豊富。その臭いと言ったら・・・・お好きな人はお好きです。(当たり前すぎるわ)
牛はヴァカ、ヤギはカブラ、羊はオベハですので、チーズを購入する際は、店員さんにお尋ねください。
サラミの表面にペッパーやにんにくをまぶしたものも最高です!

スペイン定番日用品もわんさか

スペインのキャセロール(鍋)と言えば、だいたい茶色い土鍋です。
炒めたり煮込んだり、結構重宝しますけど、重たいのは致し方ない・・・

果物、野菜は新鮮。量り売りが基本なので、好きな量を買えます。

スペインでも柿が売ってるんですが、スペイン語で柿はcaqui(カキ)なんです。
ブドウは皮・種ごと食べる人が多いです。家のおかんは日本人だけど皮・種ごと食べるなぁ。理由は面倒臭いから。(超いらない情報)

マヨルカおばあご用達の下着店。わがままボディに合わせて、サイズも豪快。

花や苗木なども売っています。
今日、11月1日は日本で言うお盆なので、菊の植木が多く出ています。お墓には鉢ごと飾ります。

何か綺麗だから写真撮っちゃった。色んな種類の唐辛子が吊るされています。
下の瓶はスパイスや蜂蜜。このゾーンは、ミツバチが集っていて、かなりワイルドゾーンです。

細い路地を沢山の人が歩いています。
今日は祭日なので、観光客だけじゃなく、マヨルカの人も沢山来ていますよ。
さてさて、長くなったので後半へつづく。

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