なんや壮大なタイトルで始まってしまいました、マヨルカの観光スポットをボチボチご紹介している、適当さ丸出しサイト「マヨルカくる?」でございます。
あ、どうも。サイモンとガーファンクルたちです。


今回は、マヨルカの主都パルマにあるガラスの教会「La Prorciúncula」をぶらり旅してみました。

まぁまぁ。ええがな。そんじゃ。そうだ、マヨルカ行こう。時計を脱いで、マヨルカ島へ。

マヨルカの教会と言えば、パルマのカテドラル、通称「La Seu de Mallorca」。マヨルカ原住民たちからは「ラ・セウ」と呼ばれて親しまれています。

よく覚えてたね。
じいさんが召されそうになった、そのときのグダグダ道中は「【マヨルカ観光】パルマ大聖堂 La seu de Mallorca」でどうじょ。
で、今回はと言いますと、こちらもパルマにある教会。中心部からは少し離れています。
20世紀に新しく建った教会なんですけども、ステンドグラス好きにはたまらない内容となっております。
どうぞ、ご覧くださいまし。トメウおじいのLet's徘徊!ガラスの教会。

「La Prorciúncula」マヨルカのガラスの教会
ガラスの教会(La Prorciúncula)は、1914年にTORによって設立された聖フランシスコ修道会の名前です。
フランシスコ会は神学校を設立しましたが、現在では修道院と私立学校として受け継がれています。
ガラスの教会の周りは、自然とスポーツ施設に囲まれていていますよ。

この教会は1964年に建築が開始され、その4年後の1968年に完成しました。
マヨルカが観光地として賑わう前の、まだ島が美しかった時代に完成したんですね。

ガラスの教会は、マヨルカの有名な大建築家Josep Ferragut Pouによって設計され、教会が完成した1968年、建築家Josepはこの世を去っています。
La Prorciúnculaとは、イタリア語のProziuncolaから来ているそうで、「土地のごく一部」という意味だそうです。

じいさん、知ってるイタリア語並べんなや。
教会の外観は、コンクリート。一見、何ですか?と思わせますよね。中の光の芸術を知らなければ、通り過ぎてしまうような・・・
外から見ると、コンクリートと鉛色の金属、薄暗くて何だかわからないガラス。その外側には透明のガラスの二重構造。
でも、この冴えない(おっと失礼)外観が、教会内部の美しさを引き立たせるため計算されたものだとしたら・・・

マヨルカガラスの教会の内部は地中海の太陽が作る芸術
写真ではお伝えできないのが悔しい。
この教会、写真写り結構悪くて損しちゃうタイプですねぇ。

まぁ、そうなんですけど。そうでもないんですよね。ネットで教会の写真を見たとき、正直あんまり期待してなかったんですよ。
しかし、実際行ってみると素晴らしい。美しい光に包まれている、清潔で落ち着く空間。
ゴシックもバロックもいいですが、この光の美しさだけにポイントを置いた造りが、木製のシンプルな調度品としっくり来るんですわ。

ガラスの教会は、39枚のステンドグラスを支えるのは鉄とコンクリートの柱で、ステンドグラスにはガラスと鉛、インテリアには木と青銅が使われています。
ステンドグラスはJoan B Castroによって設計され、Vidrieríasde Arteによって製造されました。
窓は中世の技術と近代的な技術が融合して使われていて、地中海の太陽の光をうまく取り入れるような仕組みになっています。

祭壇にある18枚のステンドグラスには多分、天地万物の創造が描かれているのではないかと思われます。

全39枚のステンドグラスは、フランシスコ会の秩序的思考を特徴付ける、自然と宇宙の原則が表現されています。
さらに、聖書の場面、聖フランシスコの生涯が描かれています。
この教会は楕円形に設計されていて、長軸が33m、短軸が23mです。
祭壇のイエスキリスト像はLluís M.Saumellsの作品で、祭壇の高さは19mあります。
天窓からの光が、吊り天蓋のキリスト像に降り注ぎ、キリストの昇天を思わせますよね。

マヨルカガラスの教会で祀られる聖フランシスコ修道者とは
聖フランシスコ修道者は、1181年ごろイタリアのアッシジで生まれました。
父親は裕福な毛織物商で、少年時代は裕福で自由奔放に過ごしたそうです。

戦場に赴いたとき大病にかかり、なんやらかんやらあって回心してイエスの子として活動を始めます。
1209年には今の「フランシスコ会」の前身となる教団を設立します。
1224年、聖フランシスコ修道者は、聖痕を受けた後、目はほとんど見えなくなりました。
死の床につく前「太陽の賛歌」という聖書以来もっとも美しい詩とたたえられる、素晴らしい祈りを残して1226年、天へと召されました。

じいさん、また召されかけてないか?
マヨルカガラスの教会へ行くには?
ガラスの教会を少し進むと、教会と博物館の入り口があります。
平日ガラスの教会を訪れるには、博物館を経由して行くことになります。博物館の内容は、【マヨルカの考古学・民俗学博物館~古代武器を操るマヨルカ軍は最強の傭兵だった!】をご覧ください。
開館時間:月曜~土曜 09:30-14:30・15:00-17:00
入場料:一般5€・マヨルカ住民3.5€
住所:Avinguda de Fra Joan Llabrés, 1, 07600 Palma, Illes Balears
日曜の12時からミサがあり、教会が開放されます。
ミサの際は入場は無料となりますが、もちろんうるさくしたり、写真を撮ったりという行為は控えるようにしてくださいね。
観光客としてでなく、ミサの参列者としてのルールを守って美しい光を堪能してください。

まぁね。それがさ、この前ベルベル城行った時、日本人の落書き発見しまして。
もうさ、これ今度公開するけど、ショックを受けましてね。フルネームで公開してやりますけどね。
そのために描いた落書きやろ?なら、公開しまっせ。
恥を知って欲しいのです。観光に来てやってるちゃいますよ。観光の記念に歴史的建造物に名前残してどないすんねん。

そうですね、田中の上品なイメージが壊れてしまいますね。

いえいえ。これは、【ベルベル城の旧市街そこは「魅惑の迷宮」】でお届けいたします。

というわけでございましてマヨルカガラスの教会、いかがだったでしょうか?
写真では伝えられない色と光が、そこにはあります。マヨルカを訪れる際は、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

あかん、やっぱり召されかけとる。