どうも、こんにちは。
GOマイスター鉄子です。

ですよね~。乗り物系にはからっきし弱い田中。
船と聞くと酸っぱいものが、こうじゅわーっと口の中に広がり、バスと聞くと降車ボタンを押すタイミングを乗ってからずーっと考えてしまう田中でございます。

今回は、マヨルカの電車。
それも山岳鉄道でございます。
マヨルカには鉄道が2種類ございまして、一般庶民の足TIB電車、それともう一つがトラムンタナ山脈を走るソイェール山岳鉄道がございます。
このソイェール鉄道の山岳列車、観光に超人気でございまして、夏なんかは日々満員御礼。
ソイェールの街中は、観光客でいっぱいなのでございます。
ソイェールの街から港へは、ソイェール鉄道の路面電車が走っておりましてね。
観光客満載した電車が、観光客で溢れかえってる街中を、ガンガン進んでいくんであります。圧巻。
ということでございまして、今回徘徊するのは山岳列車到着駅ソイェール。
電車好き、山脈好き、何か知らんけどとりあえず乗ってみたい方にはオススメな観光コースでございます。

今回のお題目
マヨルカ山岳鉄道ってどうやって乗るの?
はい。
このマヨルカ山岳鉄道、パルマから出発致しまして、次の停車駅はブニョラ。その次がソイェール(Sóller)となっております。
一般的にはパルマからの出発かと思われますので、パルマから行ってみましょうか。
ソイェール鉄道の駅は、パルマ駅(Estació Intermodal)の道路を挟んですぐ横にあります。
切符は山岳列車とソイェール路面電車がセットになったものもありますよ。
ちょっとお値段もいい感じなので、帰りはバスを選択するって方法もありますけども。

電車とセットで往復32€ですね。現金のみで購入できます。
路面電車に乗ると、ソイエール港まで行けまっせー。

山岳鉄道を利用するにあたりまして、気を付けたいのが夏場と冬場で運行時間が違う事。
年末近くになると、山岳列車が運休してしまう事。
ソイェール山岳鉄道の注意ポイント
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- 夏場と冬場で運行時間・本数が違う
- 中期運休することがある
- 切符購入は現金のみ
夏季:4月~10月・冬季:11月~3月
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公式サイトには運休情報が事前に掲載されないので、必ず確認してくださいね。
ソイェール山岳鉄道の魅力
トラムンタナ山脈は、「トラムンタナ山脈の文化的景観」として、世界遺産にも登録されてあるのでございます。
自然保護区でもありまして、小さな村がぽつん、ぽつんとありましてね。
なんだかその景観が、世界遺産らしいのでございますよ。
どちらかと言えば雨が少ないマヨルカの中でも、雨が多い地域でして、夏でも緑が美しいんでございますねぇ。
あ、そうそう。マヨルカ、トンネルがあるのって、ソイェールだけなんじゃ?って思うんですけども、どうでしょう?

このソイェール山岳鉄道も、村境の長いトンネルを抜けるとソイェールであった。的な長いトンネルがあるんです。
しかも、単線でトンネルが狭い。列車スレスレじゃあございませんか。
さらに、湿気であの湿った匂いがする・・・においまで楽しめるトンネルなんですね。


はい、長いトンネルを抜けてちょっと行くと、列車が停車します。
これ、外に出て写真撮ってえぇで~な場所なんです。
車掌さんがちゃんと見守っております。乗り遅れて放置的なことはありませんので大丈夫です。
美しい、山岳を記念にパシャッとおさめちゃってくださいまし。

うん。降りるの面倒で窓越しに撮った。

そうそう、この列車内。前方は布張りソファーでさらにクラシック。後方よりもちょっと豪華になっておりますぞ。
駅員さんに「前の方やったら座れるで~。走り!!」って教えてもらいましてね。
夏場でも、まんまと豪華な座席に着席させていただきました。
ソイェール山岳鉄道の歴史
マヨルカに山岳鉄道が完成したのが1911年。
ソイエールの発展を妨げていたのは、トラムンタナ山脈。
マヨルカの主都パルマからさほど離れていない位置にありながら、山脈のお蔭で孤立した町だったんですね。

そこで、トラムンタナ山脈にトンネルを掘り、鉄道を建設する計画が発案されたのが1903年。
でも、その提案もあえなく却下されてしまうんです。
その後、町の住民の支援や後押しを受けて、鉄道が建設され始めたのが1907年のこと。
作業に使用されたのは、英国で製造されたトラクションエンジン。
パルマから出発し、ブニョラを経て、マリア・ルイサと命名された機関車がソイエールに到着したのが1911年9月30日でした。
続いて1913年、マヨルカ初の電動トラムがソイエールとソイエール港の間で動き始めます。
当初は4,868mの線路が引かれ、65馬力のエンジンが搭載され、600ボルトの電源が供給されていました。


ソイエール列車が電気機関車になったのは1930年代。
そのころには、パルマからの観光サービスも開始されましたぞ。
マヨルカ山岳鉄道の駅ソイエール
はい。ソイエール駅に到着でございます。乗車時間は約1時間。
ふと、人の気配を感じる。



いや、悩んでいらっしゃるんだと思いますが。
ソイエール駅にはピカソとミロの博物館がございまして、なんと入場は無料でございます。
開館時間:火曜日~土曜日の10:30~14:30・15:30~18:30
となっております。
ちょいちょいオブジェなんかに遭遇します。

山岳列車で行くマヨルカの街ソイエール
はい。では路面電車に乗る前に、ソイエールの中を徘徊してみますかね。
ソイエールの街中は、こんな風に路面電車の線路が通ってるわけです。
結構スレスレのところに、車が停車してあるでしょ?あ、これパトカー。
結構ギリギリのところに、バルの椅子が置いてあるでしょ?
線路の上を人がわさーっと通ってるでしょ?
こんな感じ。夏はもっと多いです。
中央広場前の教会ですな。
教会の天窓。
バラ窓ですな。

では、ちょっと休憩。
えー。アイスでも。
毎度の事、天然(旦那)がチョコレートしか単語を知らないので、今回もチョコレートアイス。
それを毎回見ているご子息も、便乗して毎回チョコレートアイス。

はい。こちら市場付近にあるジェラート屋「Sa Fabrica de gelats」。
駅前広場にもアイス屋さんがあるんですが、断然こっち!天然の材料で手作りされたジェラートでございます。
チョコレートもチョコとカカオの2種類ありましたぞ。
ご子息が店から飛び出さないように、しっかりお守りもしてくれる、親切なお店でございます。
アイスはコーンで1.5€也。
ソイエールの街の中は小さいメイン通りに、お土産屋さんがちょこっと並んでいます。
このおじさんの持ってる生ハムの塊が、ブラブラ動いとるんです。
まさかの自動?
ソイエール美術館の裏口。

いや、受付のお姉さんが掃除が大変だって言ってたから。
ソイエール泊まりの場合は、ちょっと村はずれに植物園なんかもあるんで、覗いてみるのもいいかもです。
ソイエールは土曜日が青空市でございます。
日用雑貨、食品などが小さな街中にぎゅーっと出ております。
おっと。電車来た。
電車乗り場は山岳鉄道駅を降りてすぐ、街中ではさっきのアイス屋さんの手前あたりにも停車します。
夏場にソイェール港まで行きたい場合は、鉄道駅から乗った方が無難です。
すし詰め状態ですよ。

路面電車で行くソイエールの港街ポルト・デ・ソイエール
はーい。到着。ソイエール港でございます。乗車時間は約30分。
漁船やら客船が停泊しております。
漁船を見ると、お腹が空くのは健康だからでしょうか?

そう言えば、マヨルカの漁港ってあんまり臭わないんですよね。湿度とかの関係でしょうかね?
以前は港の奥まで電車が通ってたんですね。
これ、昔の終点。
ちょっと線路沿いを歩いていると・・・
青い人:何で赤にあんなこと言うてん?
緑の人:せやかて、あいついっつもかっつも真ん中に立とうとするやん?
青い人:ちゃうねん、ちゃうねん。赤がセンターなんは伝統やねん。
緑の人:せやけど、わしかてセンター立ちたいやん。緑でもええんちゃうん。
青い人:なぁ、お前、黄緑やで。
反省会が行われておりました。


漁港から少し歩くと、ビーチが広がっております。
カタツムリ状のヒュドラ・・・?

実際淡水に生息する刺胞動物ヒドラは、バラバラに切ってもそれが新しいヒドラとして再生しちゃう生き物なんですね。


三波春夫でございます~。ってなんでやねん!
