どうも。ガストン・ルノートルの友達の、その友達の親戚のおばちゃんの、その友達のいとこの子供の学校の先生の友達の横を通り過ぎたかもしれない、田中です。
と言うことでございまして、今回は、マヨルカの家庭では絶対に欠かせない保存食、塩クッキーのレシピをご紹介したいと思います。
マヨルカでは、「ケリタ」と呼ばれて、ご老人から子供まで、全てのマヨルカ島民に愛されている塩クッキー。
マヨルカ島民によるマヨルカ島民のための、マヨルカおやつ。
それが、この塩クッキーなんでございますね。
マヨルカのどこのスーパーにも置いてある、必ず置いてある一品でございます。
沢山のメーカーが作っておるんでございますが、中でも有名なのが「Quely」というメーカー。
味の種類も豊富でして、塩入・塩なし・オリーブオイル入り・ハーブ入り・・・・もう沢山。
もう、ええがな。
塩クッキーってどんなのよ?な場合は、こちらをご覧いただくと、スッキリ解決!するとかしないとか。
マヨルカ島民の愛するおやつ
マヨルカおやつの定番 塩クッキーのレシピ
はい。今回塩クッキーの制作にご協力いただきましたのは、最近「授けます」というフレーズがマイブームのご子息でございます。
では、まずは塩クッキーの材料から。
色んなお味があるのはあるんですが、今回は超ベーシックなものをお届けいたします。
多分作りやすい分量
薄力粉・・・・280g
ぬるま湯・・・・100g
オリーブ油・・・50g
ラード・・・20g
生イースト・・・15g(ドライの場合は6gくらい?)
塩・・・5g
薄力粉は、全粒粉入りも最高ですね。
田中家、普段ケリタ買うときは、断然全粒粉入りです。
塩は天然塩がベスト。今回はフロール・デ・サル(エス・トレンク)を使用しております。
基本、素材命なものなので、厳選素材をお使いになるとですねぇ、こう、美味しくなります。
うん。でもあれね。お砂糖入りクッキーなら、何かごまかしがききません?
しかしながら、塩クッキーって素材の味がダイレクトに感じられちゃうので、できれば良質な油、小麦粉をお使いくださいまし。
あぁ、ラードね。
ラードはマヨルカ料理には欠かせないものでして、取れたて新鮮なものだとより一層いいですねぇ。
マヨルカ塩クッキー作ってみよう!
まずは、ぬるま湯・オリーブオイル・ラードをぐるぐるーっとかき混ぜます。
ラードが溶ける温度くらいのぬるま湯がいいですねぇ。
溶けました?では、そこにイーストを加えてさらに混ぜます。頑張って混ぜます。
全体がなじんだら、小麦粉・塩を入れて5分くらい捏ねます。
あぁ、適当でいいですよ。
3~5㎜くらいの厚さに伸ばします。
焼くと結構高さが出るんで、焼き時間を短くしたい場合は薄目がよろしいかと。
そんでもって、型抜き。4㎝くらいの楕円形の型があればベストですけども、なかったら丸で大丈夫です。
丸の場合だと、3㎝がいいかもです。
フォークで真ん中をズブズブ刺して、穴を開けます。
型抜きした後、一つ一つ丁寧に私に手渡してくれるご子息。
そのたびに「授けます。」
ははぁ~。有難き幸せ。
20~30分程度、発酵させます。
冬場は長め、夏場だと15分くらいでいいかと思います。
190℃に熱しておいたオーブンで20分程度様子を見ます。
それから170℃に下げて5分。
表面がきつね色になって欲しいところです。
はい。完成。
マヨルカ人のケリタの食べ方
普通にもしゃもしゃ食べるだけでなく、真ん中からぱっかんと割って、中にジャムやら挟んで食べても美味しいです。
マヨルカでは、ソブラサダ(生肉の腸詰)を挟んだり、ホットチョコレートに入れたりしますね。
あとは、オリーブオイルをぶっかけたり。
塩気がちょうどいいんで、オリーブオイルを試飲する時に使われたりもしますよ。
田中のお気に入りは、クリームチーズを乗せた上に、更にブルーベリージャムを乗せる。
塩気と甘さとサクサクとクリーミーの、こう何と言いますかアレです。
マヨルカ塩クッキーアレンジ
小麦粉を全粒粉に替えるのの他には、ハーブを入れたり黒コショウなどスパイスを入れたりするのもオススメです。
地中海っぽく仕上げるには、マジョラム・タイム・オレガノなんかがいいかと。
マヨルカはフレーバーソルトを沢山売ってるんですね。
なので、それを使って色々アレンジを楽しんでおるわけですが、間違いない味に仕上がるのでオススメでございます。
マヨルカの塩は絶対アリ
カレー粉やら、ガーリックパウダーなんかもいいかと。
あぁ、そうね。なんでも合うわな。
上級者になりますと、中にソブラサダを練りこんだりするわけなんですわ。
サラミやチョリソを刻んで入れるのもオススメでございます。
型抜きが結構面倒なので、型は小さからず大きからずのものをお選びくださいまし。
と言うことでございまして、マヨルカ島民の愛する味、お口に合いますでしょうか?